回帰

その時に思ったことを詩的に書きなぐって残す癖があるのですが、先日の皆既月食の日の吐き出しがこちらです。

  何十年ぶりの流星群
  何百年ぶりの月食
  なんだかんだ数年おきにあるじゃないか
  こじつけて 希少性を 価値を持たせたくて
  みんなその瞬間に縋ってるんだ
  すぐ忘れるくせに

みんな、月食が合ったことなんてもう既に「あぁ、言われてみれば」レベルの記憶でしょう。
その瞬間に縋っている「みんな」にはもちろん自分も含まれます。


私の人生は、今のところ常に頂点を更新しています。
日単位、週単位では浮き沈みありますが、年単位で見ると「去年も良かったけど、今年は去年より良かった」と毎年思うのです。
今が最高です。

多分私の人生は、これからも頂点を更新します。
しかし常に思うのが、今この瞬間がずっと続けばいいのに、ということです。
今より未来の方が良いと思うだろうということは今までの人生で分かっているのですが、今この瞬間が楽しすぎて、頂点すぎて、未来に進むのが嫌になるのです。

私の好きな欅坂46の曲に『語るなら未来を』という曲があります。
私も未来を語ります。
自分が将来どうありたいのか。
どうなっているのか。
でもそれは、未来に進みたいわけではなく、未来について語っている「今」が最高に好きだからです。


ずっと今にいたい。
ずっと続けばいい。
目の前のことに一所懸命で必死にしがみついている。
今がいい。

意識がなくなりかけ始めたから、短くここらで今日にしがみつきながら、おやすみなさい。

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