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お菓子型やパン型に使われる金属素材について

お菓子型に素材のことを知ればお菓子作りがもっと上手にもっと美味しく仕上がります。今回はお菓子型の金属の種類について解説します。

お菓子型に使われる金属は4種類

お菓子型に使われる金属は、主に銅・アルミ・鉄・ステンレスの4種類です。それぞれ異なる特徴があるので一つずつ解説していきます。

パリッとこんがり仕上がる銅

銅はお菓子型に使われる金属の中でも熱の通りがNo1。パリっとこんがり仕上げるお菓子やパンに向いています。但し、熱通りが良すぎるためお菓子作り初心者さんがいきなり使用すると熱の加減が難しく失敗しやすいとも言えます。

カヌレ作り上級者の方や将来お店を持ちたいパティシエさんなどの本格派の方はぜひ銅でチャレンジしてください。


ふわっとシフォンケーキにはアルミ

「シフォンケーキ作りには絶対アルミがおすすめ!」とはよく聞きますがその理由は銅に次いで熱の通りがいいから。

シフォンケーキは型から満遍なく、十分な熱通りによって生地内の一つ一つの気泡が膨らみふわっと仕上げるお菓子です。

なので熱通りが不可欠というわけです。


一般的な焼き菓子には鉄

お菓子型に使われる金属で特に焼き菓子と食パン型の場合は鉄製がおすすめ。

とは言ってもお菓子型業界では「鉄」と言う呼び方はあまりしませんので、以下のものはすべて「鉄の仲間」と覚えて置いて下さいね。

  • ブリキ

  • アルタイト、アルスター、アルシート

  • ギルア

  • スチール

これらはすべて鉄の仲間として覚えて置いて下さいね。鉄のメリットは焼き菓子全般に使え万能なことと銅やアルミに比べて丈夫なのでプロも愛用される方が多いです。

デメリットは使い続けないとサビることと空焼きの手間。ですが、お菓子作りにおいては鉄の取り扱いは避けて通れないので、これらの特性をしっかりと把握しましょう。


冷やし系にはステンレス

ステンレスの一番のメリットは、サビにくくとても丈夫なところ。この特徴に活かせるのがムースなどの冷やし系のお菓子。

お菓子型のなかでもセルクル型(セルクル型枠)に多く使われており、底板がついていない形状のため形が歪みやすいセルクルには丈夫なステンレスが使われます。


いかがでしたでしょうか?お菓子型に使われる金属はたくさんの種類がありどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。そんなときはこれらの特徴をしっかり把握し選んでみて下さい。

もっと詳しく知りたい方は ↓


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