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コピ・ルアク

元日。
毎年、「あまりしないことをする日」と決めている。
小豆をじっと煮ていた年もあるし、演芸場に行ったこともある。
昨年は浜松に出かけて縄文時代の洞穴を見に行った。
今年の元日は娘と「コピ・ルアク」を嗜んだ。
コピ・ルアクのコピとはインドネシアで珈琲を意味していて、ルアクとはジャコウ猫のことらしい。
「ジャコウ猫の珈琲」と言うことだ。
「それはどう言う意味?」
「その話は飲み終わってからにしよう。」

少し焦げたような香ばしさがあり、味は酸味の後に苦味が残るような感じかな。
世界一高価な珈琲豆らしい。そう聞くと「おお正月らしい贅沢さだ」と嬉しくなる。

飲み終えてから「ジャコウ猫の珈琲」の意味を娘が教えてくれた。
「ジャコウ猫にコーヒー豆を食べさせてその排泄物から豆を取り出したものだって。」
「ん?え?ふん?」
「ちがうよ、未消化の豆、ふんではない。」

んー、そうだったのか。
正月らしく「開運の珈琲」となるといいのだが、複雑な気持ちだね。

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