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おきつね親切堂

あらすじ
夜の農道。電気柵に後ろ脚が絡まって感電している狐のコンコンを見つけたサドル君は、電気のスイッチを切って、コンコンを逃がしてあげる。コンコンは何度も頭を下げてお礼をしながら逃げて行った。その翌日の夜に、寝ていたサドル君の部屋の窓をコンコンが敲いて、出ておいでよと口笛を吹いた。それにつられて月夜の農道を散歩するサドル君とコンコン。
お母さんの病気を治すのに治療費がないと嘆くサドル君に、ビジネスを教える。
お母さんの手助けになればと、友達のペダルさんを誘ってビジネスを開始。狐の言うとおり五穀豊穣ビジネスは増えてゆくのだが・・
二人のビジネスがハンドル先生の知るところとなった。

登場人物
サドル君(小学6年男子、ママと二人暮らし)
ペダルさん(小学6年女子、ママと二人暮らし)
ハンドル先生(渋い中年)
Mr.スポーク(年齢国籍不詳の謎の人物)
ママ(サドル君の母親)
カヤネズミのおばあ

狐のコンコン(とがった耳、黄色い尻尾、ハットをかぶる。黄色)
ねずみのチューチュー(丸い耳、ひものような尻尾、手編みニット帽。鼠色)
スズメのチュンチュン(短いくちばし、腕に翼、鳥羽野尻尾、三角帽。茶色)
ハトのポッポッポ(人の好い伝書鳩)

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11,207字

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