見出し画像

ゴヤの名画と優しい泥棒

イギリスの田舎町に暮らす自称戯曲家。働かない、働いても役に立たない、自身貧しいくせに貧しい人のために世話焼しているような人。奥さんはお金持ちの家の家政婦をして、真面目に慎ましく生きてる。
少しやんちゃな息子と、父親と寄り添う優しい息子の二人。
夫婦は心に深い傷を抱いていた。愛する娘を18歳の時に自転車事故で亡くしていた。
父は自転車を買い与えたことを悔やんでいた。母はそのことから目を背けていた。

そんな暮らしのある日、イギリス政府がゴヤの名画を14万ドルで買ったことを知った。
そして名画は盗まれた。どこにいったか?
自称戯曲家の寝室のクローゼットの中に。
「ゴヤの名画と引き換えに、貧しい人のためBBCの受信料を無料にしろ!」

いながキネマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?