思いっきり伸びを

不意にドットアーキテクツ家成さんのラジオ聞いてしまい、
最終的にはコンセプトシリーズ本、まんまと買ってしまった。

全部のエッセイ?がよかったけど、
特にwild animalの話が最高。

屋根の上で本を読んでる隣人の女の子の話から、環境を読み替えてインフラや都市などの"楼閣"を自分の身体でハックする行為を誘発する展示は、人間から動物への回帰というか進化?退化?のよう。
あまりにも人間であることが求められる現代だと思っているので、本能的な喜びを獲得するようなもので凄く共感できる。

身体が思うように動かない病の親族がいて、その人がその展示に触れたらどうなるのか妄想してみた。
身体全身を使って動く行為を安心して行える、更にはいつもより身体を1ミリでも外界に向け伸ばせて、自分の可動領域を身体的にも精神的にも広げてくれるのが建築の大きな役割の一つである気もしてきた。

咳をするのも、小さく極力目立たない形で行うことが求められる時代、
自分自身も座る寝る立つの基本的な動きしかしてないので、逆立ちでも練習しようかな。

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