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「なんでマジェルカのボランティアに?」

こんにちは。マジェルカ伊藤です。なんだか秋を通り越して、一気に冬に突入したような。。。
つい1週間ちょっと前、26°の暑さの中、屋外でTシャツ姿でかき氷を食べていたというのに!・・・最近はマジェルカで購入した信楽焼のスープカップで毎朝温かいスープを飲むことが私の至福の時間🍵です。

さて、今回のnoteでは、先月開催したマジェルカカフェの様子についてご紹介したいと思います。テーマはずばり、「どうしてマジェルカのボランティアに?」。ボランティアの皆さんに、応募してくださった動機や、実際に働いてみての感想などを聞かせていただきました。

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「どうしてマジェルカのボランティアに?」

Seさんの場合
お客さん歴として長く、「マジェルカは、支援学校に通う子供と一緒に立ち寄りたい場所だった」というSeさん。「閉店するというニュースを支援学校の先生から聞いたときに、「何も知らなかった!何もできなかった!そこまで大変だったんだ!という 後悔がすごかった」とのこと。その後、地下に下りて再チャレンジするという話を聞いて、「この後悔はしたくない!やれることがやれば手伝いたい」という想いで手を挙げてくださったそうです。

Yさんの場合
同じく、7年ほど前にお嬢様がインスタでマジェルカの事を知り、親子でファンになってくださったというYさん。「一緒に吉祥寺に行っては買い物をしていました。なので、なくなるという話を聞いた時は凄いショックで・・・知った翌日に「無くならないで!」と言いに行きましたね。」
ウェルフェアトレードの想い、藤本さんの想いに共感してくださっていて、「すごいなぁ。これがひろがっていけばいい」と思っていたので、「なんとかつなぎ留めたい。」と思って下さったとのこと。「無くならないで!」といった手前、お手伝いしないといけないと思い、手を挙げてくださったそうです。

Soさんの場合
一方Soさんは、障害福祉をしている同級生の友人から聞いて1年ちょっと前にマジェルカの事を知ったそう。ご自身が発達障害をお持ちで、理解を得られなかったり、仕事で苦労をしたりという経験もされてきた中、商品に適正な価格をつけるウェルフェアトレードの理念に深く共感。また、障害福祉の世界にある「福祉側の都合」や「利用側の甘え」にも思うところがあり、「障害福祉に対して何か行動ができればいい」との想いで、ボランティアに手を挙げてくださったそうです。

Nさんの場合
障がいのあるお子さんをお持ちのNさんは、「子供が将来歩んでいく社会に今のうちに触れたい・・・」という想いで参加されたとのこと。
3人のお子さんの育休中は、通院、リハビリ病院、福祉関係の施設に行くことが多く、同じく障がいあるお子さんがいらっしゃるお母さんとの交流も多かったものの、職場復帰してみて、「社会は福祉の世界とは別世界、切り離されている」と感じたそう。一般の社会では、福祉の世界は「想像もつかない世界」であり、そこをもっと近づけたいと思ったときに、マジェルカのことをインスタで知り、マジェルカの「福祉と社会をつなぐ」という想いと活動に共感し、「娘が大きくなった時に 受け入れてもらえる社会にしたい」 という想いを語ってくださいました。

Kさんの場合
2年前、マジェルカのクラウドファンディングの記事を吉祥寺の情報を発信するツイッター で知り、マジェルカの存在を知ったというKさん。お店に入ったことはなかったものの、ホームページを読んで面白い取組をしてるお店だということを知りご来店。「商品がキラキラした感じで、一つ一つのユニークさや魅力を感じ、こういうお店が吉祥寺から無くなるのはもったいないと思った。」そう。Kさんは既に2年以上、マジェルカ維持のために力を注いでくださっています。

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実際に働いてみて・・・・

ではボランティアの皆さんは、実際にマジェルカで働いてみて、どのようなことを感じられてるのでしょうか。

「行くと楽しい。商品はもちろん、そこにいることが楽しい・・・。この歳になって知ることがいっぱいあり、毎回ワクワクしながら行っています。」と語ってくれたのはYさん。「商品がどう生まれたかを知るのも楽しい。楽しんでばかりで申し訳ないくらいです・・・。」

「私もすごく楽しいです!段ボール開けてる途中に、一つ一つの商品に目が留まり、手が止まってしまってます。ボランティアで来てよかったと思いながら働いています」とSeさん。

「お客さんで、マジェルカのものを身につけてる方が多く、ファンがすごく多いんだなぁと感じます」「でも、ふらっと入ってくる方のなかには、1Fのマジェルカは知ってたけど、地下に移動したことは気づかなかった・・・・という方も多いですね。」

一方でこんな感想も。

「実際にやってみて。従業員の活動を見てると、理想を語るのは簡単だけど、理想を実現しようと努力し続けることは甘い事ではなかったんだな、と毎週感じています・・。」

「はたから見るとマジェルカは キラキラしていて、売れてるイメージがあり、経営は上手くいってるように見えていたんですが、実際に係わるようになってみると、甘くないということがわかりました。」

「こういう社会的な活動は“すばらしい、応援したい”と言ってくれる人は多い。でも実際には、見てるだけの人が多いのかもしれない・・・」

このコメントに対して、「大変だと思われないように、一生懸命見せていた部分もある。」と藤本。「悲壮感漂う雑貨屋では買い物してもらえない・・・明るく、夢を感じられる そんなイメージをもってもらいたかったから、頑張ってそう見せていた・・・でも、私たちだけではもうキラキラ見せられない。」
「ボランティアの皆さんが来てくださることで、手を借りられるだけでなく、モチベーションの部分でも助けられています。」

ここまで(運営の)中を見ちゃっていいの?

あるボランティアさんからは「ここまでボランティアが運営に関わって、中をみちゃっていいのかな?とも感じます」というご意見も。

そこで藤本よりこのような話をさせていただきました。
「やってもらえることは極力やってもらいたいと今は思っています・・・・実際マジェルカは、ボランティアさんとサポーターさんがいないとまわらない状況なんです。
自分たちで運営をするのではなく、「市民活動」として、いろんな人たちが一緒に運営する形。それくらいのものになったほうがいいのかなと最近考えています。みんなでワイワイ楽しく試行錯誤しながら、面白い人をもっと巻込んでいきたい。そんな場所にしていきたいと思ったりしています・・・」

集合知としてのマジェルカ

マンスリーサポーターのUさんからは、こんなコメントをいただきました。
「ボランティアさんのマンパワーあってのマジェルカだということが分かりました。沢山のボランティアさんが関わる中で“集合知”ができ、運営できてるんですね」

その他にも、今回はマンスリーサポーターの皆さんから、運営についての沢山のアイディアもだしていただきました!

関わる全ての人のパワーとアイディアが集結したマジェルカ
関わる全ての人が幸せを感じられるマジェルカ

関わる全ての人、というのは、スタッフやボランティアさんだけでなく、マンスリーサポーターの皆さんや、お買い物をして下さるお客様、そして、素敵な商品を作ってくださる作業所の皆さんやその支援者の皆様も。

そんな活動拠点になればいい。
そんな活動が、キラキラしたものになれば・・・

そんな想いが湧いてくるマジェルカカフェでした。
皆さんのパワーとアイディアをこれからもぐるぐるかき混ぜ、渦を広げていきたいと思うスタッフ一同です。


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