クラウドファンディングを終えて
10月1日から始めたクラウドファンディングが11月10日で終了しました。
翌日から鳥取に出張していた事もあり、お礼やご報告が遅くなり申し訳ありません。
目標金額の500万円を残り5日の時点で達成し、さらに設定したネクストゴールの600万円という目標も残り1日の時点で達成することが出来ました!
最終的に集まったご支援は6,214,000円、ご支援いただいた人数は613名にものぼりました!!!
まずはご支援下さったり、応援をして下さった皆様にはただただ感謝です!
そしてこれほどの大きな成果に驚いています!
クラファンをやると決めた当初に想定した目標は500万どころか200万円でした。
しかし、今回クラファンをやるに至ったマジェルカのピンチを乗り切るのにそれだけ集まれば十分だったというわけはなく、ただ自信が無かったからでした。
正直、200万円も集められる自信はありませんでした。
でも、
「いまさら失敗を心配をしているような状況じゃない」
「失敗したらマジェルカはそこまでだったと諦めるしかない!」
など、辛辣だけど的を得た声に背中を押されて思い切ってチャレンジしました。
ショップのスタッフや、頼れる外部の方々に意見をもらいながら、一般社団法人マジェルカの理事でもあるイトウと主に2人、事前の準備に相当なパワーを注ぎました。
おかげで、始まる前から私フジモトは軽い胃潰瘍、イトウはギックリ腰と満身創痍(⁉︎)に。。。
緊張して眠れないまま日をまたいで迎えたスタート初日の0時を超えてしばらくすると、「支援者が現れました!」(というのが届くのです)という最初のメールが届いた時には嬉しかった。
その後は朝からたくさんの「支援者が現れました!」メールが届き、1日目だけで90人近くの方から100万円近くものご支援が集まったのです。
そして最終的には冒頭でも書いた通り大勢の方からの沢山のご支援となりました。
沢山の金額のご支援が頂けたのはそれが目的だったので、もちろん嬉しかったですが、それと同じかそれ以上といっても嬉しかったのは、ご支援とともに届くお一人お一人からのメッセージでした。
マジェルカは、世の中から無くなってはいけないお店です。
マジェルカは唯一無二の存在!
マジェルカ大好きです!絶対にこの地球上から無くなってはいけないお店です!
こんな風に言って下さる方が大勢いるということに感動し、勇気をもらいました。
なぜなら、毎日営業をし沢山のお客様と接していても、わざわざこういう声を聞かせてもらえる機会というのはそうは無いものです。
そもそもマジェルカは私が『「自分がやりたくて始め、やりたいから続けている事」であり、それがコロナの影響とはいえ経営が厳しくなったから「続けさせて下さい」っていうのはわがままなのでは』という思いがあったから。
それをご自身の懐を痛めてまでも「やめないで続けて」という方がこれほど多くいるという事実に気づける機会になりました。
私だけの考えでどうこうしていい場所ではないマジェルカだと認識を改めました。
そして皆さんの負託を受けている場所だという責任も。
さらに
今回はクラウドファンディングやってくれてありがとうございます!支援できる場があるのは嬉しいです!
といった声を複数頂いたのには驚きでした。
こちらが支援をしていただいたお礼を言っても、まさか逆に「ありがとう」と言ってもらえるとは思ってもいませんでした。
他にも
訪れる度にわくわくと発見があるマジェルカさん。
ワクワクのつまった楽しく大好きなお店
マジェルカの場所や活動を「ワクワク」すると表現して下さる方が沢山いました。
しかし、場所を長く続けていると無くなっていくのがこの「ワクワク感」、正直近頃のマジェルカにとっては課題だとも感じていたところなので、期待を裏切らないようにこれからずっと皆で考え続けていかねばと思わせてもらえました。
インスタを見て、いつかお店に行ってみたいなと思っていました。
ネットショップで買った数々のグッズ、大事につかっています。いつか店舗に伺えることを楽しみにしています。
マジェルカは開店以来、「できるだけたくさんの人に知ってもらいたい」という考えを実践して、SNSやネットショップを実店舗と同様に力を入れ、地道に継続してきました。
マジェルカの実店舗に来れてなくても、クラファンでここの維持を願って支援をして下さる程のファンを得られているのは、その地道な活動をやってきたことが間違っていなかったという確信につながりました。
また、実店舗があるからこそ「いつか店に行ってみたい」という期待感を生み出せるのはネットショップと実店舗やSNSのどれも同じくらい本気でやっているマジェルカだからこそと思えました。
子供の作品を親が買って身内で喜んでいた時から一般の方の目に触れ、商品として購入していただけるようにマジェルカさんが道を開いていただけたことに障害のある子を持つ親は皆、喜んで感謝しています。
施設によっては人手不足で創作活動そのものができないところもいっぱいあります。
でも、いつかマジェルカさんに作品が商品として並べていただけるようにと夢見ています!
普通の日常が戻るまでまだまだご苦労があると思いますが、頑張ってください。
応援しています!
上は、ある障害児の親の会からご支援と共に頂いたメッセージです。
マジェルカを気に入って下さるお客様、共感して下さる方にはどういう方が多いのかという統計を取った事はこれまで無いのですが、今回のクラファンである程度は見えた様に思います。
今回のご支援者で、一番多かったのは、お店のお客様として商品やコンセプトを気に入って下さっている方々かなと思います。
そしてその次に多いのが障害のあるお子さんやご家族がいるという方だと感じています。
私の姉妹は障害を持っています。
給金は低く将来に不安を持つばかりでしたが、このような取り組みがあることを初めて知りました。
どうかこれからも、希望としてあり続けていただきたいです。
そんな方々がマジェルカのことを「希望」と言って下さる方は多く、これは正直背筋が伸びる思いです。
その次には障害のある人たちを支援している立場の方々かと思います。
それはマジェルカが商品の取引をしている作業所さんが多いかと思いきや、実はそうでもなく(それは何故だろうと今後の課題ですが・・・)
直接の関わりがない、様々な形で障害のある方の支援に携わっている方々。
もちろんマジェルカでいつもお世話になっている方々からもご支援と共にメッセージが届いてホッとしてもいます。
私たち作業所で働く者にとって、マジェルカさんは、とても心強いアドバイザーであり、パートナーであり、応援団です。
いつもいろいろと助けていただきありがとうございます!
マジェルカさんは、唯一無二の存在ですので、これからも応援しています。頑張ってください!
あとはご自身が障害のあるという方からのご支援も多く届いています。
私も障害者なのでこの事業を応援します。少しでも助けになりますように。
「支援が集まる自信が無かった」なんて、見てくださっている方、応援したいとまでおっしゃって下さる方がこれほどまでにいたというのに、人を頼らずに自分たちだけでどうにかしなければいけないという意識でいたのが間違っていたという事を知らせてもらえ、勇気を頂いたのと、頼れる沢山のお力の存在を感じて涙が出そうになりました。
お金だけではない、とてつもない大きな勇気を頂けたのが今回のクラウドファンディングだったと思います。
そして今回ご支援下さった皆様、お手伝いして下さった皆様の全てに心から感謝を感じています。
ここまでやらなければならないところまで追い込まれたマジェルカですが、これまで通りに続けるだけではなく、ここまで多くの皆様に期待をされているという自覚を新たに持って活動をしていきます。
どうぞ見守って下さい、そして期待に応えられているか時にご意見も下さい。
これからも皆様と一緒にマジェルカの場所と活動をより良いものに育てていければ嬉しく思います。
2021年11月 マジェルカ代表 藤本光浩