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Colour By Numbers/Culture Club(1983)(2017/12/24)


【レビュー】

クリスマスだから、ではないですが、煌びやかにカーマカマカマカマ、の本作。

80年代というのは、ヒット曲が流れるローテーションが尋常ではなかったため、ラジオ、店舗、友人の家、場所を問わずそこかしこで1がかかっておりました。
もともとキャッチーなメロディーの上に超ヘビロテであったら、否が応でも耳に残るわけで。そんな人間がテレビ業界にもたくさんいるため、今でもテレビ番組のバック・ミュージックとして時々使用されるのではないかと思われます。

また、今見ても相当であるBoy Georgeの顔、当時は想像を絶するインパクトがありました。
勇気を出してポスターを張ったものの当然のように母親に心配され、やむなく剥がさざるをえなかったことを思い出します。
なお、数年後、今度はPrnceの「Lovesexy」のポスターを張ったところ、親に注意される前に自分の方が気持ち悪くなった、というイヤな思い出もあるのですが。

何だかんだ1ばかりが目立ちますが、7など隠れた名曲もあります。
そして何より、今の耳で聴き直してみると、超ソウルフル。
極めて堅実、真面目に音楽をやっていたことが分かります。

ハイプな雰囲気に騙されるな、の大名盤です。


【結論】

★5。
正直、キャリア全体を見るに、音楽的才能の総量は少なかったのかもしれないのですが、少なくとも本作は名盤。
80年代検証には欠かせませんし、後世に残すべき作品です。
11以降はボートラですが、これがまた名作揃いなので、飛ばさぬよう。

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