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That Skinny Motherfucker With the High Voice/Dump(2001)(2019/12/1)

【曲目】

 1. 1999
2. Rasberry Beret
3. Eroctic City
4. The Beautiful Ones
5. When U Were Mine
6. How Come U Don't Call Me Anymore?
7. Pop Life
8. A Love Bizarre
9. Girls + Boys
10. Dirty Mind
11. An Honest Man
12. Another Lonely Christmas


【レビュー】

まずはジャケでこれ以上ないくらい脱力する、掴み100点のアルバム。

聴いてみたら聴いてみたで、タイトルどおりskinnyなボイス。
10なんかは何の曲か分からんくらいに変形しておりますが、確かに、そこそこ忠実なカヴァーも多い。

かといって、リスペクトしているのかは疑問符がわくアレンジで、でもなんだか中毒性があり聴いてしまう、という実に不思議な作品です。

御大の怒りを買った、なんていう記事をみた記憶もありますが、それも不思議では無い、ソウルさゼロ、ドラッギーさ10倍増し。
そのせいかどうか分かりませんが、サブスクでの配信は無く、CDも高値。

でも、何かの拍子に見つけたら、絶対に買った方がいいです。
ここまで滅茶苦茶だからこそPrince の楽曲の強靭さが分かる、貴重な作品であります。


【結論】

★4。
見つけもの、というのかは分かりませんが、良き珍品です。
なお、このDump というのは、Yo La Tengo のメンバー、James McNew という人のユニットらしく、全然知らなかったのですが、坂本慎太郎とも親交があるみたいです。

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