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Melody/Original soundtrack(1971)(2020/1/19)

【曲目】

1 "In the Morning" by The Bee Gees - 3:54
2 "In the Morning (Instrumental)" by Richard Hewson Orchestra - 2:01
3 "Melody Fair" by The Bee Gees - 3:45
4 "Melody Fair (Instrumental)" by Richard Hewson Orchestra - 1:21
5 "Spicks and Specks" by Richard Hewson Orchestra With Children From Corona School - 1:41
6 "Romance Theme in F" by Richard Hewson Orchestra - 2:34
7 "Give Your Best" by The Bee Gees - 3:26
8 "To Love Somebody" by The Bee Gees - 2:59
9 "Working on It Night and Day" by Richard Hewson Orchestra With Barry Hewson - 4:06
10 "First of May" by Bee Gees- 2:47
11 "First of May (Instrumental)" by Richard Hewson Orchestra - 0:55
12 "Seaside Banjo" by Richard Hewson Orchestra - 1:05
13 "Teachers Chase" by Richard Hewson Orchestra - 2:23
14 "Teach Your Children" by Crosby Stills Nash & Young - 2:53


【レビュー】

70年代熱が地道に続いていているのですが、今度は、イギリスに飛んで、本作。

同名映画の、サントラ。
といっても、イギリスでは映画はほとんどヒットせず、日本でのみ異様に売れたという話。

先日、NHK-BSで放映していたので、おそらくは30年以上ぶりに見てみました。
まず映画の感想としては、よく言われることですが、明らかにロリ映画であるのは否定できません。
Tracy Hyde が超絶かわいいし、女子がみんな制服、ミニスカート。
見えそうで見えず、中高生なら、テレビの下で屈んでしまうこと間違いなしであります。

ただ、当時のイギリスの雰囲気というのも存分に見られ、これはこれで興味深い。
古臭い共同住宅、いかにも日が短そうで、広大な広場に長い影。
パブリック・スクールゆえ、没落しかかっているが伝統への誇りは高い雰囲気で、体罰もガンガン。
他方で、学級崩壊寸前、結構平気でタバコを吸ったりもしており、生徒たちのたくましさが心地良かったりします。

日本では、そんなところがドンピシャではまったのでしょう。 何度も見るものではないけど、雰囲気の勝利です。
テレビの70年代特集とかで、数分見るのがぴったりでしょうか。

で、音楽の方ですが、そんなノスタルジックな雰囲気むんむん。
1、3、14あたりが代表曲としてよくあげられますが、確かに素晴らしい。 3なんかは、本作のためのオリジナルじゃないか、と勘違いするくらいドンピシャ。

そして、合間合間のインストゥルメンタルも素晴らしい。
究極的な懐古作品ですが、人間、逃げ込むところがあるのは重要で。
私は片足突っ込んでいるという程度ですが、本作も、ある一定の世代の逃げ場になっているのではないかな、と思われます。


【結論】

★4。
しかし、本作はサブスクにないのはもちろん、有料配信もなく、CDすら絶版。
それどころか、DVDもあまり無かったりします。
一時代を築いた作品ゆえ、流通を強く希望するところであります。

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