NENA/NENA(1983)(2023/12/10)
【レビュー】
ワンヒットワンダラーといえば、NENA、という人も多いのでは。
本作は1983年、ドイツ発売作品。
いや、西ドイツ発売。6の歌詞のとおり、壁がまだあった時代。
まあ・・・ 正直、あんまり聴くべきところはない。
ザ・80年代、ペラペラの音。
そんな中の6は何なんでしょうか。
ここだけ、異形と言えるほどにセンスが爆発しています。
モロ冷戦下の状況を絶妙に揶揄するリリック、それをうまくコーティングしたメロディー、ギリギリセーフの甘ったるいヴォーカル。
まさに、マジックとしか言いようがないです。
ポップミュージックって、一瞬だけカミソリになる瞬間があるな、本当に面白いな、と思わせる一品であります。
【結論】
★1。
明らかに6だけの作品。
でも、40年前の作品である6ですが、今から40年後も残っているんじゃないでしょうか。
これをリアルタイムで聴けたのは、もしかしたら幸せな体験だったのかもしれません。
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