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Desire/Bob Dylan(1976)(2024/1/21)



【レビュー】

もう1枚、今度は「武道館」前のスタジオ・アルバム。

一転、こちらは、派手。
全体的に勢いが前のめりだし、そのせいか、代表曲も多い。 バリエーションも豊富で、絶好調、出し切ったな感がプンプンです。

ただなあ、やっぱ長すぎです。
レコード時代なのに、トータル56分。 あんまり変化が感じられない1が8分超えというのは、さすがにどうなのか。
本作を初めて聞いたのは、確か20歳前後だったと思いますが、いきなり冗長だな、と、当時から良い印象は持ちませんでした。

1も、長さはさておき切迫感が強い名作だと思うし、5もなよっとしたDylan節、妻に向け切々と歌い上げるラスト、と聴きどころは多く、余計に、もちっとタイトにして欲しかった、と思います。


【結論】

★3.5。
しかし、この後、1年も経たずに大名盤のライブ「Hard Rain」、そして武道館。 Dylanは、60年代中盤がピークと思われがちですが、70年代後半も強烈であります。

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