Got Live If You Want It!/The Rolling Stones(1966)(2018/5/6)
【レビュー】
Stonesシリーズ、本作は例外的にアメリカ盤で。
ちとややこしいのですが、1965年にイギリスで同名のライブ盤が発売されており、こちらはいわゆるEP。
翌年、アメリカで、同名の本作が発売され、これが、Brian 在籍時唯一発表されたライブ盤ということなので、今回取り上げた、ということであります。
で、内容なのですが、巷間言われているように、ヴォーカルも差し替え、歓声もオーヴァーダビングであり、要はライブ盤の定義からはかなり外れいている作品ではあるみたいです(Wikipedia)。
確かに、編集は雑(編集も、リイシューの際に結構改変されているとのこと。)、曲はブツ切り、で、いい加減な印象極まりない作品ではあります。
なんですが、やはり、なかば疑似とはいえ60年代の演奏・ヴォーカルは迫力があるし、カッコいい。
そして、やはり選曲が痺れます。
確かに、21世紀に入ってからは、昔のシブめの曲をセトリに入れていたりするのですが、あれはなかばカラオケみたいなもの。
デビュー間もないライブということで、臨場感というかリアルタイム感は素晴らしいものがあります。
歴史的資料に過ぎない、といえばそれまでで、クオリティはお世辞にも高いとは言えないのですが、やはりBrian が演奏している、という付加価値もあり、捨て置けない作品であります。
オーバーダブが、むしろ功を奏した作品なのではないでしょうか。
【結論】
★4。
ライブ盤ゆえ、プレイリスト入りは無し。
ジャケも、シビれます。
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