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BLACK☆ROCK SHOOTER'S(まいてゃ解釈バージョン)その1

「イーサン君、では色々と宜しく頼むよ」
歳はかなりの高齢ではあるが色艶からとても彼らが90歳を超える年齢とは思えない。
その人数は7人。
文字通り世界をコントロールして来た7人である。
彼らは老体を捨て脳だけを取り出しリンカーによってオートマタとリンクする。
同時にリンカーに収められる事により、細胞分裂による遺伝子劣化さえ起こらない。それどころか18 歳と同様の脳にまでなるという。
彼らは正に永遠の命を手に入れるのである。
それぞれから笑みがこぼれ自動手術装置カプセルにそれぞれが入って行く。
イーサンもそれぞれ老人達に合図を送っていく。
老人達が収まったカプセルの中からスピーカーを通したイーロンの声が聞こえる。
「実際にはかなりの時間がかかりますが、あなた方は今から数秒後に全身麻酔に入りやがて新しい身体となって目覚めるでしょう。それはあなた方にとって一瞬でしょう。それではほんのひと時の夢をお楽しみ下さい。」

イーサン「長かった、、、本当に長かった、、、」
イーサンは大粒の涙を流していた。
イーサン「貴様らのせいでどれだけの血が流れたか、、、どれだけの斬新な発見が潰されたか!どれだけ科学の進歩が遅れた事か!」
老人達が収まったカプセルのディスプレイからは次々と非生存を示す数値や文言が並ぶ。
7つのカプセル全てが完全死亡判定となった。

イーサン「リンカーで永遠に生きながらえるだと、、、この貴重なスシテムの恩恵を受ける資格が!貴様ら悪魔にその資格などあるわけが無い!」
別室の7つの本物リンカーは既に稼働しており脳も既に収まった状態だ。

超素材SAZ401で作られたオートマタ7体が並ぶ。
いづれも少女の姿だ。
イーサン「君たちを初めて目にした時、あまりの美しさに立っていられなかったよ。天使に見えたんだ。私の決心はその時についたよ。このあまりに美しい天使をあの老害共に渡してはいけないんだと、、、」
イーサンは手にタブレットからリンケージコマンドを打ち込んだ。
イーサン「今日、いや!たった今から、世界の秩序はこのBLACK☆ROCK SHOOTER'S が掌握する!」

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