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『幸せの授業』感想


20代の頃の私は、仕事のストレスでよくメンタルを崩していました。
睡眠時間や質を気にかけたことはなく、運動もせず、昼夜逆転になる事も多く、趣味もありませんでした。

そんな中、YouTubeで樺沢先生を知り、助けを求める気持ちで動画を漁りました。
そうして「睡眠・運動・朝散歩・まいたの」に取り組むようになり、30代になって調子の良い日が増えていきました。
自分の状態を客観的に把握して、整えるコツを少しずつ掴んでいけるようになったのだと思います。

そして『幸せの授業』が発売され、「さらに理解を深めて、毎日をもっとハッピーに過ごすぞ!」とわくわくした気持ちで読み進めていきました。

中でも、「セロトニンとドーパミンとオキシトシンには最適なバランスがある」という、幸せの三段重という考え方には目から鱗でした。

3つの脳内ホルモンが重要だということは知っていたけれど、バランスを考えたことがなかったのです。
今までは「とにかくセロトニンとドーパミンとオキシトシンを出せばいいんだ!」と単純に思っていました。

お疲れモードを感じでいるのに身体をきちんと休めず、楽しいことを求めて無理に外出してしまったり...。
時間がもったいない!と、無理に英語の勉強をしてしまったり...。
そうやって頑張りすぎて調子を崩してしまったのは、幸せの脳内ホルモンのバランス、優先順位を考えていなかったからだったんだ!と心から納得しました。

今の私はいつも頭の隅に脳内ホルモンのピラミッドの図をイメージして、ピラミッドが今どんな形になっているかを想像しながら行動を選択出来るようになりました。一歩前進です!

そしてもう一つ、「幸せな一生を叶える方法」の章が私は大好きです。きっとこれから先の人生も、ずっとこの章が私を支え続けてくれると思います。

私はいつも心のどこかで、今の自分に対して満足出来ない虚無感があり、「頑張っていたらいつか幸せになれる。」と思って過ごしていたところがあります。

そして過去の嫌な記憶を思い出しては後悔を繰り返していました。

まさに過去と未来に囚われて、今を見ることが出来ていなかったのです。

特別なことではなく、今日一日を最高の一日だったと言える日を毎日積み重ねていく。それが「幸せだった!」と言える人生の最も着実な作り方だということを教えてくれる人って、周りにいそうでなかなかいなかったのです。
この生き方を気付かせてもらうことが出来た私は、ものすごくラッキーだと思っています。

ポジティブ日記をつけるようにもなり、ポジティブなことへのセンサーが敏感になりました。
今日一日を楽しかった!と言える日にするために今日は何をしようかな?とわくわくした気持ちで過ごすことが出来るようになりました。
嫌なことがあっても「でも良いこともあったから、今日も良い日になったよね!」と良い面に目を向けられるようになり、一日一日を大切に過ごすことが出来るようになりました。また一歩前進です!

これからも幸せの三段重をバランスよく美味しく頂き、今日一日をハッピーに過ごして、自分自身が幸せになり、幸せの輪を周りの人達に広げていきたいと思います。