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読書会「絵本」くくりで開催☺️

毎月テーマを決めて読書会。目玉はテーマに沿ったドリンク☕️とお菓子🍰です。
今月の絵本回がとても面白かった☺️特に印象に残った本を紹介します。

「むくどりのゆめ」絵 いもとようこ

このプレゼンがとても印象に残りました。
母をなくした椋鳥が父と共に母の居ない日々を過ごす。という内容です。
いもとさんの優しい絵がシンプルな場面を選んであって素敵な絵本でした。
選者さんは「自分が大人の脳になっていて行間を読まなければならず解説を読んでいる方がラクでした。解説を求めてしまう」とのことでした。
大人になるというのはこういうことですね(笑)
それでも味わいや余韻を楽しむのとはまた違う回路、作品の意図を知ることの心地良さは大人ならではの楽しみ方なのかもしれません☺️

子供は解説なんて読まなくてもしっかりと感じ取っていますしね。
行間をきっちり説明してある絵本よりも余白がある方が心に残りませんか?
参加者の方が「昭和の絵本の方が余白があって絵とストーリーが噛み合ったものが多いし、いもとさんは切り取りが上手いと思う」と仰って、なるほど。一同納得です。
昭和という区切りより読み継がれている絵本と言い換えたほうが正確だと思います。絵本も子供と親と世代を超えて淘汰されたものの方が人の本質をとらえていて支持をあつめているから読み継がれているんですね。
子供は必ずしも成長にあった絵本を好むとは限らず我が子の成長と絵本の内容のさじ加減はまさに保護者の腕の見せ所となる訳ですね🤔

もう1冊。
ふたつのいちご 林明子
クリスマスケーキのいちごが足りない!
かすみちゃんは森に取りに行くことにしました🍓

こちらも人気の絵本。
気に入ったのは内容よりも選者の「絵本に出てくる美味しそうないちごの絵が自分の楽しかったクリスマスを思い起こしてしあわせな気分になる。何度もよんだ大事な一冊」というプレゼンにグッときました。しあわせな子供時代だったんでしょうね☺️
子供の時の記憶と結びつく絵本というのは皆さん経験があるのではないでしょうか?
選者さんの熱い語りもあってとても印象に残りました。

ゲストに保育士さんに来てもらいました。
保育士さんの推し絵本が
「いいから、いいから」でした。
子供たちからリクエストが多いそうです。
せかせかしない、のんびりした絵本。
わかりやすい愉快な絵本。これも人気の絵本です。

最後に。
最近の絵本を紹介していただきました。
この絵本は現在の子供たちを取り巻く環境をストレートに書いてありました。承認欲求に始まりいじめのような描写。締めくくりは自己犠牲で終わる。
それはそれで良い絵本ですが。ストレートすぎて最初に紹介した絵本のような余韻というよりハッキリした感情が提示されているようにおもいました。

しかし、選者さんはまさか自己犠牲で終わるとは思っていなかった!とビックリしてしまったそうです。親の方が心が動いたんですね。それが選んだ理由だそうです。
現代の複雑な人間関係が絵本にも影響するのかいろんな要素が入っています。
ストレート過ぎず、行間を読む訓練が必要になるような表現ばかりでもない中間のもの。くらいの絵本が求められるのでしょうか?
というより併用すること。親が子供をよくみて選んであげるのが適切なんだと思います。

これからの絵本はどういうものが好まれ、新しいものが生まれるのでしょうか?
絵本も現代を映す鏡ですね。

私の子供たちは読み始めると1時間では終わりませんでした。「これ読んで~」1時間後「次コレ〜」「もう寝なさいっ!」(笑)
きっと絵本より私と過ごす時間が楽しかったんでしょうね。よい思い出だといいのですが✨
また絵本の読書会開催します👍 お楽しみに☺️

さて、今回のお菓子は

いちごパウンドケーキXmasバージョン✨
美味しゅうございました☺️

ちょっと寂しいみんなに😢