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苺のお店の20周年をお祝い! 1年間『苺に溺れる』をテーマに苺づくしの企画がスタート!

『苺のお店 メゾン・ド・フルージュ』は、2023年4月16日で創業20周年を迎えます。日頃ご愛顧いただいているお客様への感謝として、20周年特別企画の実施をお知らせいたします。

20周年のテーマは『苺に溺れる』

苺の専門店として創業し、おかげさまで創業20周年を迎えることができました。この20年を振り返り、お客様に愛されてきたロングセラー商品をはじめ、今は販売されていませんがが私たちの原点となったお菓子や新しいお菓子など、2ヶ月ごとにメゾン・ド・フルージュの三条本店とオンラインショップにて販売してまいります。

第一弾の『生苺のパウンドケーキ』は、4月29日発売!

以前からロングセラーのお菓子として人気の『生苺のパウンドケーキ』が、今回バージョンアップして登場します。今までレシピを大きく変えることなく、オリジナルのまま製造してきましたが、創業20周年を機に「今思う、生苺のパウンドケーキを作ろう」と考えました。

このケーキの特徴は、生地が焼けるにつれて、混ぜ込んだ生の苺から水分が抜けて濃厚さが増すことにあります。シンプルなしっとりとしたパウンド生地をベースに、まるで収穫したての苺のようなフレッシュな食感が味わえるのです。

もっとシンプルに、もっと贅沢に苺の味わいが届くようなお菓子を作りたい。お母さんの代わりに作るような、お子様からご年配の方まで愛される、気取らないパウンドケーキで、本当の苺の魅力を楽しんでもらいたいとこのケーキを作りました。

苺のお店を始めた時の、当初の思いが届きますようと願い、1本ずつ想いを込めて大切に焼き上げます。

『生苺のパウンドケーキ』誕生エピソード

『生苺のパウンドケーキ』は、そのまま焼くと生苺が全て生地の底に沈んでしまい、焼成後に型から外すと、全て型にくっついてしまうことが悩みでした。ケーキの形が崩れ、いつも失敗の連続です。製菓の知識がない2人で始めたお店だったので、その答えを見つけるには、何度も実験するしかなく、お菓子もお店の経営もすべてが体当たりでした。唯一自信があったのは接客。2人で製造し、販売していたお店では、お客様が顔馴染みになることも多く、お客様も家族のようでした。お菓子の梱包や配送を手伝ってもらったこともあったりと、お客様に支えられ、助けられた思い出の日々です。

その後、カタログやインターネットでの通販でこのパウンドケーキを取り上げていただく機会にも恵まれました。それによって、全国に『生苺のパウンドケーキ』のファンが広がりました。


『苺のお店 メゾン・ド・フルージュ』とは

20年前、私たちは京都市上京区の老舗商店街の一角で洋菓子店を創業しました。当初、洋菓子作りが初めてということもあり、プロのパティシエのお菓子教室に通いながら、見様見真似で始めました。現在、京都市中京区に移転した本店は、苺好きのお客様が開店前から並ばれ、1年間で2.5万人がお越しになるお店に成長しました。

私たちが創業した契機は、ある農家さんが栽培する”苺の美味しさ”に感動し、その味を届けたいとの想いからです。専門的なお菓子の勉強もせず、5,000円の中古の家庭用オーブンで回していた菓子づくり。少しずつお店も成長し、製菓学校を卒業したパティシエがスタッフに加わり、本格的なお菓子作りが進められるようになりました。

創業以来ずっと変わらないのは、スタンダードなお菓子のラインナップ。ショートケーキ、タルト、苺大福など、完熟の苺そのものの味わいをダイレクトに感じてほしい、何か印象に残るお菓子を届けたい、という想いです。難しいお菓子というよりも、贅沢な材料で作るお家のお菓子作りを基本としています。

また、全国から届く様々な品種の苺の特徴を活かして、その味わいを紹介できるお菓子を作っています。苺の品種や産地、作り手による特徴を活かしたお菓子を作ることで、地域で生まれる新品種も積極的に紹介していき、お客様に苺の魅力が広くご紹介できる活動もしていきたいと思っています。