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骨髄バンクのドナーに適合した話3  「確認検査 編」

メゾンドメグリの管理栄養士やまぐちあつこです。骨髄バンクのドナーに適合して経験したことを淡々と残していくコラム、3話目です。

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さて、提出した問診票は問題なかったようで、次は確認検査へと進みました。ドキドキ。病院行くのか、ついに。
送った問診表の確認と、簡単な血圧測定や一般的な血液検査。
最初に送った書類でいける病院に印を入れまくったけれど、結局家から歩いて行ける大きくてきれいな病院での確認検査となった。
所要時間は1~2時間見ておいて、と言われたけれど、結局1時間半ぐらいだったかな?

というのも、なんだかすべてVIP待遇。
血液検査もたくさん待つ患者さんの番号をすっ飛ばして検査してくれた。
ちなみにこの日初めてコーディネーターの方に会う。
私は病院という場所が久しぶりで、ドキドキ。昔大きい病院に勤めていた&新卒でブラックな働き方をしていたのがトラウマで、大きい病院の雰囲気とにおいが苦手なので手に汗をかく。笑
うぅ、フラッシュバック…

さて、今日のメインは面談室で血液内科の医師から「ドナーのためのハンドブック」に沿って説明を受けること。

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骨髄バンクというと骨髄提供(手術で腰のあたりから採取するやつ)をイメージするけれど、何年か前から末梢幹細胞提供と言ってほぼほぼ成分献血みたいなのもあるそう。
後者の場合は身体への侵襲性は低いけれど、事前処置&採取に時間がかかるため入院期間は長くなることが多い。
長くて5時間ぐらい両手から血をとるので身動きできないらしい。どっちがいいんやろ?全身麻酔であっという間の方がいい?とか思った、この時は。
末梢幹細胞提供には後遺症のリスクが低いという大きなメリットがあるのだけれど。
とはいえ私はこの二つの提供方法どちらでもいいか、もしくはどちらかしかできないのかを決めるだけ。どちらも可にした場合は患者さんに選択権がある。
治療法を選んでもらいたいので、両方とも可とした。

あっという間にこの日は終わり、歩いて帰った。
ちなみに交通費がかかる場合は請求します。

確認検査の結果を受けて最終的には患者さんの主治医と患者さんでドナーを選定する。
私は選ばれるだろうか?選ばれてみたいな、という好奇心でドキドキする日々。
ドナー候補は最大で10人ぐらいまで選ばれているらしく、でももしかすると私一人かもしれなくて、それは明かされることは絶対にない。
もし私一人なら…なんてことがちらついたり。

もしもの骨髄提供(だいたい800㏄ぐらいの採血)に備えて、とにかく「血」を補おうと思った。薬膳の知識も栄養学もフル活用。とにかく健やかに。次回はドナーに選定されてからの話。



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