見出し画像

国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術展 高山寺編

鳥獣戯画に放屁合戦絵巻、仙厓さんの作品の数々を目の当たりした私のテンションはうなぎ登りだった。鳥獣戯画を見に来たつもりだったけれど、福岡にこんなにたくさんのお宝があったなんて知らなかった。きっとまだまだ知らないお宝だらけだろう。わくわくする。わくわくわくわくわくわくしすぎて、若干疲れた感もある。

知らないことが多すぎるので、美術館や博物館に行くと受け止めきれないほどの情報に埋もれて思考停止しそうになる。
今回は、放屁合戦でかなりのエネルギーを使い切ってしまった。そのうえ仙厓さんの作品のことも色々誤解していると知って、勝手にダメージを受けた。テンションが上がりすぎて疲れたのだ。

しかし、鳥獣戯画を見るために一直線に進んだ私は前半の展示をまるっと飛ばしてしまっている。このままでは帰れない。高山寺のお宝を知らないまま帰ることは許されない。出口には進まず、出口の脇から入口に戻る。

木に囲まれたお坊さんらしき人の絵が掛けてある。
『明恵上人像(樹上坐禅像)』
鳥獣戯画と同じく、高山寺所蔵の国宝だ。高山寺、すごい…

誰か知らないけれど、結構普通な人間に見える。優しそうなお坊さん。うん…お坊さん。これは一休さんですと言われたら信じちゃうな。お坊さんといえば一休さん程度のことしか知らないから…等くだらないことを考えながら鑑賞する。

たくさんの木とそれに座るお坊さんの絵だと思ったけれど、絵の中には小鳥とリスもいると解説してある。へぇ…全然気が付かなかった…

探す。小鳥は簡単に見つかった。リスは……………いない。
もう一度探す。リスは………………いない。
リスはあのリスなのだろうか🐿
実は、キリンじゃなくて麒麟的な、私の知らない生き物の可能性があるんじゃないかと不安になり始める。
やっぱりいない…私の目は節穴なのか?もういいかな…私には無理だ…と諦めかけたとき、ついに見つけた。居た!!!!!!!!!可愛い!
結構な難易度だったけれど諦めなくて良かった。ウォーリーを探せ的で面白い。

動物の彫刻もいくつか。本物みたいで可愛い。そして、目がすごい。
昔々の人々も可愛いねぇ〜と思っていたんだろうか。思わずナデナデしちゃったり。たぶんしてたと思う。だって可愛いから。


次の作品はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?