イベント出店を終えて
8月26日、はじめてのイベント出店を無事に終えたレポートです。
インスタにも書いたのですが今回の出店での私のテーマは
「名前だけでも覚えてって~!」です。
売り上げや、お客様ウケをまったく気にせず
自分のやりたいことは、こう!!って、見てもらって
直接話をして、食べてみてもらうこと。
イベントに関して事前情報で「その場で食べられるものが売れますね~」と聞いていて、ついついいつもの思考の癖で「え、じゃあちょっとホットドッグもやる?」とか一瞬考えてしまう私。
いやいやそうじゃないでしょう。焼きたいパンだけ焼くんでしょ?
いやー、でもさー需要無視でいいのかな?頭の中で自問自答。
そんなときにとあるパン屋さんのインスタ投稿に目が留まる。
でっかいかっこいいロデブの写真。そこに載っていたことば。
「いつかはフランスで見たパン屋さんみたいに、こんな大きなパンばかり焼くお店をしたいな。」
そのお店は、通販募集も一瞬で売れてしまう買いたくても買えない、しっかりファンがついている超人気パン屋さん。ベーグル、スコーン、ハード系、柔らかい系、なんでもやっていて、とくにスコーンが人気のよう。
それを見たときに、とてもとても腑に落ちた。
お姉さん、スコーンを焼くからスコーン好きなお客さんが集まって
ハードパン好きなお客さんの層が薄まってるんだよ~~~!
他人のことだとなんと冷静に見えるんでしょう。
それから、イベントには他にパン屋さんが何店舗か出られると聞き、
やっと腹が決まった。
お客さんに受けなくてもいい。
パンがいっぱい余ってもいい。
たくさん焼いて、私が焼きたいパンは、こう!!って主張して
どれだけ受け入れられるか見てみよう。と。
用意したのはカンパーニュ、バゲット、いちじく胡桃パン。
それと、カンパーニュをとにかく一度食べてみてもらうため
スライスしてその場で焼いて、野菜ディップをつけて150円で出した。
(ファーマーズマーケットなので、野菜にしました。なすのムース、パプリカペースト、かぼちゃクミンナッツの3種類)
カンパーニュは食べてみてもらったら売れると思っていたし、
焼いている2~3分の間に、会話も広がる。
それから、お店のことやパンのこと、私のことを書いたチラシも用意。
ドリアンのパンを買うと入っている「ドリアンのこころ」を参考に
どんなことを考えてパンを焼いているのか、びっしりと書いた。
これがあれば、うまく会話が出来なくても後悔なし!
と考えた今回の作戦、私としてはとても良かったと思う。
結果的には、思った以上にお客さんが来てくれて、
試食するより先にカンパーニュを買ってくれてびっくりでした。
私が「こんな大きなパンまるごと売れない」って思いすぎていたのか、
イベントだから売れたのか、わからないけど、
それでも、八尾でもちゃんと需要はある。っていうのがわかって
本当にうれしかった。
店頭にどーんと並べた大きなパンたちのインパクトはやっぱり大きかったように思います。これは、パン学校の校長のアドバイス。
血迷ってホットドックやらなくてよかった。。。
私の中にこそ「パン屋はこうあるべき」という義務感(えらべる楽しみを提供するべき。焼きたてを提供するべき。など)が
まだまだ、まだまだこびりついているんだよなぁと、とっても感じた機会でした。
いつまで同じところをぐるぐるしているんだろう。
でも今回やっと、ぐるぐるの渦から、ポイっと1歩出られた気分。
私がぶれずに貫くことが、結果としてお客さんや世の中のためになる。
それを忘れずにこれからも。
レポートというか、裏話になってしまいました。
また来月も出店予定。アップデートしていく~!
ではまたー!
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