芦原妃名子先生
芦原妃名子先生がお亡くなりになられたと知り、
本当につらくて仕方ありません。
12月で連載は一時お休みに入るとのことだったということですが、
先生にとって、漫画を描くことが生きるということだったのかと思います。
セクシー田中さん、9,10話見返しましたが、
それ以前の回より、落ち着いた感じでいいと思いました。
リアルタイムで見ているときも、最終話を見て、
これからどうなるんだろうと、とても楽しみにしていました。
芦原先生は、本当に漫画のセクシー田中さんを
読者が楽しめるようにと考えていたのだろうと思います。
テレビ業界、出版業界などまるで関係ない一読者の私には、
何が起きていたのか全く分かりませんが、
芦原先生が、人の生き方について深く考えていたことは、
漫画を読んで理解することができます。
セクシー田中さんの中の登場人物は、
みんな、いわゆるテンプレとはちょっと違う、
それでいて、多くの人と共通する悩みを抱えていて、
それでいて、少女漫画でもあり、とても複雑で味わい深い内容です。
昔の王子様が現れてという少女漫画とは違う、
登場人物たちが、どんなふうに生きていくのか、
考えさせられる漫画でした。
また芦原妃名子先生の絵も最初から変わってきていて、
円熟味を増していると思っていました。
先生に何が起きていたのか、
私には推測することもできませんが、
先生には読者を信用してほしかったと心から思います。
でもとてもお辛かったのだろうとも思います。
もし生まれ変わりことが本当にあるとしたら、
また先生は漫画家になるのではないかと思います。
その時は、また先生の漫画を楽しみたいです。
心よりご冥福をお祈りいたします。