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2023 函館スプリントステークス GIII 回顧

レース条件

函館 芝1200m


馬場状態

天気: 芝:

2023/6/11(日) 函館
 8R 1勝クラス 芝1200m
  1.09.0(33.2-35.8) 標準-0.4
 9R 1勝クラス 芝1800m
  1.47.8(34.9-36.1) 標準-1.4

 芝はやや高速化
 8Rはハイペースながらやや速い程度の勝ち時計。年平均よりは速いが、例年の開幕週馬場との比較では遅い馬場だった。


レース全体 回顧

ペース

 前半3F:33.0ハイペース

 例年より馬場がワンランク遅い中で同じくらいのペース。逃げ争いが激化してペースが速くなったように見える。


ラスト4F ラップ

 持続戦(消耗戦)で決着。
 上りのかかる展開で差し馬も来れる展開。


馬場速度が近い同距離レース

      前半3F 後半3F 勝ち時計
'23函館SS  33.0 35.2 1.08.2
'21TVh杯③ 33.7 34.8 1.08.5
'19函館日刊③ 33.7 34.9 1.08.6
③:3勝クラス、②:2勝クラス
(誤差は大きい。あくまでも参考程度)


レースレベル

 レースレベルはOP級?
 勝ち時計は馬場的に標準だと思うが、前半ハイペースならばもっと速い時計が出ても良かった印象。その分だけ評価を下げる。

 3着以下(1分8秒5)はさすがに勝ち時計が遅すぎて、3勝クラス以下と差が無い水準。同日同距離の1勝クラスが1分9秒0

 開幕週ながら高速馬場にならず。ただそれでもペースは速くなり、上りのかかる展開へ。
 1着&2着は上りのかかる展開で強い馬だった印象。


出走各馬 回顧

◎ トウシンマカオ ⇒3着
○ カルネアサーダ ⇒12着
▲ ジュビリーヘッド ⇒2着
△ ディヴィナシオン ⇒6着

◎ トウシンマカオ ⇒3着

・京阪杯(1着)の高速決着で強い勝ち方だっただけに、今回の後半3F:35.2の展開はマイナスだった。
・それにしても3勝クラス以下の内容で散ったのは残念。

○ カルネアサーダ ⇒12着

・まず馬場が思ったほど速くならなかったのが厳しかった。淀短距離S(2着)のような高速馬場で見直したい。
・外枠も厳しかったか?。

▲ ジュビリーヘッド ⇒2着

・高速馬場&ハイペース戦を先行できれば強い馬と思っていた。今回は上りのかかる展開で2着に来たが、走破内容としてはOP級だったと思っている。

△ ディヴィナシオン ⇒6着

・オーシャンS(2着)のような高速馬場を期待したが、そうはならなかった。
・馬場&ペースでこの馬のキレを発揮できなかった。

キミワクイーン ⇒1着

・日曜11Rまでに芝が乾いて例年通りの馬場になる想定だったが、その目論見は外れた。そして上りのかかる展開は絶好だった。重い馬場でのスプリント戦で真価を発揮する馬なので。
・1分7秒台の決着は△と思って評価を下げていたが・・・。
・強い勝ち方に見えたが、1分8秒2はそこまで優秀(重賞として)とは思えないのが率直な印象。

ヴァトレニ ⇒14着

・上りのかかる展開は絶好だったと思うが不発。
・レース後コメントで「イメージ通りの位置で競馬はできましたが、そこを取りに行くのに脚を使った分が最後に影響しました」

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