2024 新潟大賞典 GIII 回顧
レース条件
新潟 芝2000m
4歳以上オープン
ハンデ
馬場状態
2024/5/5(日) 新潟
5R 未勝利 芝1800m
1:48.4(3F:35.7) 標準+0.2
7R 1勝クラス 芝1400m
1:22.6(3F:36.3) 標準+0.9
8R 1勝クラス 芝1800m
1:50.5(3F:35.7) 標準+2.6
芝はやや低速化
1200m換算で+0.4秒くらい
8Rは前半5Fが62秒7の遅さながら大逃げになる特殊な展開。同日同距離の未勝利戦より遅いタイムで決着。
7Rはやや溜め気味でラスト1Fは遅くない。
内外の優劣については外差し傾向。外目からの直線真ん中より外からの差しが決まる。
レース全体 回顧
同距離レース 比較
前半5F/6F 後半4F/3F タイム 馬場
24新潟大賞典 61.6/74.0 46.1/34.4 2:00.0 +4
23新潟大賞典 61.6/74.7 49.1/36.5 2:03.8 +20
22新潟大賞典 58.5/70.6 47.1/35.1 1:57.7 -2
21新潟大賞典 57.1/69.2 50.1/37.6 1:59.3 +10
20新潟大賞典 59.7/71.7 46.9/35.4 1:58.6 ±0
19新潟大賞典 60.8/73.0 45.6/33.7 1:58.6 ±0
18新潟大賞典 62.3/75.0 45.0/33.1 2:00.0 -6
17新潟大賞典 59.8/72.0 46.6/34.5 1:58.6 -4
23新潟記念 60.6/73.0 46.0/34.3 1:59.0 +2
22新潟記念 60.5/73.0 45.9/33.8 1:58.9 ±0
21新潟記念 60.0/72.2 46.2/34.4 1:58.4 +8
20新潟記念 61.9/74.9 45.0/33.1 1:59.9 +4
19新潟記念 58.6/71.1 46.4/34.4 1:57.5 +2
18新潟記念 59.2/71.1 46.4/34.6 1:57.5 -2
17新潟記念 59.0/71.3 46.6/34.6 1:57.9 -6
レースレベル
レースレベルは低め
この馬場での標準タイムは1分59秒0前後くらい。前半スローペースで時計的には低レベル。
前半8Fの74秒0はスローペース。平均ペースより1秒以上は遅い。
後半4Fの46秒1は前半ペースを考えればやや不満。
4角7番手以下くらいは直線入り口でほぼ横一線。
4着で2分0秒5の入線になっており、それ以下は時計的にほとんど無価値。
出走各馬 回顧
◎ リフレーミング ⇒5着
○ マイネルクリソーラ ⇒7着
▲ レーベンスティール ⇒11着
△ ダンディズム ⇒10着
△ カラテ ⇒14着
◎ リフレーミング ⇒5着
ラスト2Fは11.0-12.1であり、2着キングズパレスが差しで最後に迫っているように「全くのノーチャンス」というわけではなかった。この馬自身も最後に甘くなった。
重賞以上で外差し有利展開になるのは稀。今回は馬場的に絶好のチャンスかと思ったが、結果的にスローの前残り展開になったのは不運。
今年に入ってから4戦目なのでその分のマイナスも少しはあったか。
○ マイネルクリソーラ ⇒7着
レース後コメントで「今日は4コーナーの不利がすべてです。ぶつけられてバランスを崩して落馬しそうになりました。そこまではリズム良く走れていたのですが、この不利でハミが抜けて一気に進まなくなりました。」
そもそもの能力がGIII級に至っているか怪しいが、この馬場で2分0秒9は負けすぎか。
▲ レーベンスティール ⇒11着
レース後コメントで「イレ込んで、レース前のテンションが高かったです。」
△ ダンディズム ⇒10着
仮に差し切るならば33秒台の上りが必要なレース展開になってしまった。
「外伸びの低速馬場」というレース条件は良かったが、レース展開が噛み合わず。
△ カラテ ⇒14着
レース後コメントで「以前のハミ掛かりがなくて、乗りやすいと思えるほどでした。」
入念に乗り込まれていたと思うので、この展開でまったく伸びないのは残念。
ヤマニンサルバム ⇒1着
勝因はスローペースの単騎逃げが決まった事に尽きる。
ラスト1Fに12秒1かかっての2分0秒1は良い内容とは思えないが、高速馬場の高速決着でこそ本領発揮か。
キングズパレス ⇒2着
単純に考えれば、レースレベルが高くなかったゆえにこの馬の「安定感」が活きた。
時計は微妙だが、近い位置にいた5着リフレーミング(GIIIで通用しても?と思わせる)を引き離した部分だけは好印象。
ヨーホーレイク ⇒3着
59kgを背負って外伸び馬場の内目から差して来ての3着なので価値はある。明確すぎる強い競馬なので次走での妙味は無いか。
デビットバローズ ⇒4着
直線で馬場の内目を走ったとはいえ、56kgかつスローペースの前有利展開で差されているので評価は難しい。
レースレベル的には大阪城S(2着)>新潟大賞典(5着)の可能性十分だと思うので、前走が本来の姿だと思いたい。
ファユエン ⇒6着
時計が2分0秒7なのは微妙だが、スローペースの外伸び馬場の中を、内からの差しで伸びているので「強い競馬」だったのは確か(53kgは別として)。
レースレベルが下がった恩恵とはいえ、最後の末脚が堅実なのは良い。
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