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2024 北九州記念 GIII 回顧
レース条件
小倉 芝1200m
3歳以上オープン
ハンデ
馬場状態
2024/6/30(日) 小倉
8R 1勝クラス 芝1200m
1:08.5(3F:35.4) 標準-0.4
9R 2勝クラス 芝1800m
1:49.0(3F:37.6) 標準+1.3
芝はやや低速化
1200m換算で+0.4秒くらい
小倉は速い時にとことん速いので、年平均で見れば「少し渋った」くらいが標準レベルになる。
8Rは前半3Fが33秒1でハイペース。速い時計が出やすかった。
9Rは異常なくらいに上りがかかっているが、直線で向かい風の影響も大きかったか。
内外の優劣については内有利傾向。8Rで勝ち馬が最内から粘りきったことを重視。
レース全体 回顧
![](https://assets.st-note.com/img/1720014315432-4VUvBzyivF.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719751984146-s7a6lDDKKs.png)
同距離レース 比較
前半3F 後半3F タイム 馬場
24北九州記念 32.3 35.6 1:07.9 +4
23北九州記念 32.9 34.4 1:07.3 -10
22北九州記念 32.8 34.1 1:06.9 -10
22CBC賞 31.8 34.0 1:05.8 -18
21北九州記念 33.2 35.0 1:08.2 +4
21CBC賞 32.3 33.7 1:06.0 -18
20北九州記念 32.4 35.4 1:07.8 -2
19北九州記念 32.7 35.5 1:08.2 +2
18北九州記念 32.4 34.2 1:06.6 -8
17北九州記念 32.8 34.7 1:07.5 -8
24北九州短距離S 34.0 34.0 1:08.0 +2
23北九州短距離S 33.1 35.1 1:08.2 -2
22北九州短距離S 33.6 35.1 1:08.7 +6
21北九州短距離S 32.8 34.2 1:07.0 -6
20北九州短距離S 33.7 36.3 1:10.0 +24
![](https://assets.st-note.com/img/1719752548414-W93Nd9sqrl.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719752554687-paNGkNo7Zq.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719752561957-pKX86wE4Aa.png?width=1200)
レースレベル
レースレベルはやや低め
この馬場での標準タイムは1分8秒0~4くらい。時計的にはGIIIとしてほぼ標準レベル。どちらかと言えば少し優秀。
前半3Fの32秒3はハイペース。このコースの重賞はもはやハイペースが基本だが、それよりもコンマ5秒は速い。
後半3Fの35秒6は前半ハイペースの反動で遅いが、良く持ちこたえた印象もある。
前半ハイペースながら勝ちタイムは標準レベル。普通に考えればレースレベルは低い判定になる。
同日同距離の1勝クラスが1分8秒5であり、やはり全体的に低調。勝ち馬による「肉を切らせて骨を断つ」だった。
直線で向かい風の影響は?だが、レース後コメントでその旨を話す騎手がいないので無視するしかないか。
出走各馬 回顧
◎ サーマルウインド ⇒12着
○ メイショウソラフネ ⇒7着
▲ ヨシノイースター ⇒2着
△ トゥラヴェスーラ ⇒13着
◎ サーマルウインド ⇒12着
位置取りは絶好かと思ったが、4角でモズメイメイに何かされてやる気を無くしたように見える。ただそれがなくても微妙だった印象。
ペースが速すぎて能力を発揮できなかった。
○ メイショウソラフネ ⇒7着
1分8秒8はまったく評価できずで、内枠だった分だけ着順が良くなった印象。ただそれだけ。
淀短距離S(2着)を見るにOPを勝つ力はあると思っている。
▲ ヨシノイースター ⇒2着
当たり前のようにスタートを決めて、4角での雰囲気も良さげだったが勝ち馬を差せず。ラスト2Fが11.9-12.6ならば差してほしかったが、この馬自身も止まってしまった。
やや特殊なレース展開だったので、崩れなかったことをまず評価したい。
△ トゥラヴェスーラ ⇒13着
道中最後方からの追走になった時点で厳しかったが、最後の伸びも一息。今回ほどに全く見せ場がないのはほぼ初だと思うので、-18kgが敗因と思いたい。
ピューロマジック ⇒1着
ハイペースで後続も脚が溜まらなかったのが勝因。その代償として自身もラスト2Fで11.9-12.6かかった
高速馬場ならば前が止まらないし、低速馬場ならば後続は脚が溜まらないし・・・なので軽斤量の逃げ馬を軽視してしまったことを反省している。
斤量込みで考えて2~3勝クラス級と思っているが、テンの速さが凄いので軽視しづらい存在ではある。
モズメイメイ ⇒3着
1分8秒3のタイムは2勝クラス級であり、内枠と位置取りだけで着順を拾った印象。これで復活として周知されるならば疑いたい。
カンチェンジュンガ ⇒4着
外目を回しながら差しで迫る強い競馬だったが1分8秒3では評価は難しい。この馬が優秀というより他馬が低調。
この馬の場合、仮に内枠を引いてもスムーズな競馬ができないタイプなので、それによる上積みはあるようで無い。
ショウナンハクラク ⇒5着
道中後方かつ外差しでここまで迫ったのは出色。この馬と近い位置取りだった馬のほとんどは最後に伸びてこれていない。ただしタイムは平凡なのだが・・・。
馬が外差しに慣れ過ぎていて、仮に内枠を引いてもスムーズに運べないのでは?と疑っている。
バースクライ ⇒10着
外枠が厳しかったに尽きる。
オーシャンS(4着)よりも明らかに低い水準で終わっているので、次走での挽回に期待。
ジャスパークローネ ⇒16着
この馬らしいスタートとテンの速さが見られず。低速馬場がどうか?と思っていたが・・・。
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