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2023 セントウルステークス GII 回顧

レース条件

阪神 芝1200m
3歳以上オープン
別定

コースレコード

タワーオブロンドン 1分06秒7 2019年


馬場状態

天気: 芝:

2023/9/10(日) 阪神
 8R 1勝クラス 芝1400m
  1.20.2(34.6-34.4) 標準-1.5
 9R 2勝クラス 芝2000m
  1.59.3(36.5-34.3) 標準-1.7

 芝は高速化
 1200m換算で-1.2秒くらい。

 開幕週らしい高速馬場。


レース全体 回顧

ペース

 前半3F:33.5ややスローペース
 この馬場ならば33秒0前後でも不思議はなかった。


ラスト4F ラップ

 持続戦(消耗戦)で決着。


同距離レース 比較

      前半3F 後半3F タイム 馬場
23セントウルS 33.5 33.7 1.07.2 -12
22タンザナイS 33.4 34.8 1.08.2 -4
22京阪杯    33.3 33.9 1.07.2 -8
22オパールS  33.8 34.8 1.08.6 -?
21タンザナイS 33.8 34.7 1.08.5 -4
21京阪杯    34.3 34.5 1.08.8 -6
21オパールS  34.2 34.0 1.08.2 -10
20タンザナイS 33.5 34.6 1.08.1 -4
20京阪杯    33.8 34.4 1.08.2 -6
20CBC賞   33.5 35.2 1.08.7 +8
19セントウルS 33.0 33.7 1.06.7 -10
18セントウルS 33.3 35.5 1.08.8 +6
17セントウルS 33.8 33.7 1.07.5 -8
③:3勝クラス、②:2勝クラス
(誤差は大きい。あくまでも参考程度)


レースレベル

 レースレベルは及第点
 標準馬場換算で1分8秒4くらい。良くも悪くも平凡決着。

 馬場的にややスローの前半3Fだったが、速い後半3Fでまとめたのは好印象。なので(意外と)レースレベルは悪くないと思っている。

 言うまでもなく高速馬場で前有利だった一戦。高速馬場への適性も重要だった。


出走各馬 回顧

◎ アグリ ⇒2着
○ スマートクラージュ ⇒3着
▲ ビッグシーザー ⇒10着
△ ディヴィナシオン ⇒14着

◎ アグリ ⇒2着

・道中11番手くらい。タイムは何とも言えないが、余力十分のはずの他馬を差しているのは◎。
・ただ追走で苦労している傾向は致命的かもしれない。

○ スマートクラージュ ⇒3着

・高速馬場の時計勝負は得意の認識。
・前提として33秒0の上り3Fは数字的に十分だと思うが、アグリに差された分だけ見栄えは悪くなった。
・この展開なので「前を捉えられず」は及第点だが、「後ろに差される」のは△。ただまあアグリが強すぎた可能性もあって。

▲ ビッグシーザー ⇒10着

・4角までの位置取りは良かったと思うが直線で伸びず。
・個人的に葵S(3着)は古馬重賞級だったと思うので、今回は不可解な負け方。

△ ディヴィナシオン ⇒14着

・キレが武器の馬で高速馬場の方が力を発揮できると思ったが不発。
33秒2の上がり3Fでこの着順ではどうしようもない。

エイシンスポッター ⇒7着

アグリを評価するならば、この馬も同等に近い評価となる。
・能力的には重賞級。普通のレース(高速馬場の前残り展開とかではない)で早く見てみたい。

ロンドンプラン ⇒5着

・道中7~8番手。個人的にはもっと追走に苦労するのでは?と思っていたがその予想は外れた。
・ただ内枠(1番)ゆえに位置を取りやすかったと思うので、次走外枠ならば再び後方からの競馬になりそう。
・結論として1200m重賞では少し力不足の印象。

ヴァトレニ ⇒9着

・この馬には時計が速すぎたかもしれない。低速馬場でこその馬。

ジャングロ ⇒6着

・スタート直後に進路が狭くなる不利?。
・直線での伸びは平凡。上記のロスがどの程度影響したかが不明だが・・・。

ピクシーナイト ⇒8着

・道中11番手くらいの時点で厳しかった。
・叩きとして考えるならば及第点だが、同じく「叩き」だったと思われる3歳でのセントウルS(中京)での内容には到達していない。

テイエムスパーダ ⇒1着

・ノーマークだった。この馬場で単騎逃げ濃厚ならばマークしなければいけなかった。そこを反省している。
・前述の通り、33秒7の上り3Fならば悪くない内容。「嵌った時は強い」という認識で正しいのだろうか?。

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