2024 NHKマイルカップ GI 回顧
レース条件
東京 芝1600m
3歳オープン
馬齢
馬場状態
2024/5/5(日) 東京
7R 1勝クラス 芝1400m
1:20.5(3F:34.8) 標準-1.4
8R 2勝クラス 芝2000m
2:00.0(3F:34.5) 標準-0.8
9R 3勝クラス 芝1600m
1:32.5(3F:34.5) 標準-1.3
芝は高速化
1200m換算で-1.0秒くらい
7Rは34.5-34.8でまずまずペースが流れた。
9Rは前半4Fが46秒4で3勝クラスとして標準的な前半ペース。
土曜日⇒日曜日でクッション値が9.5⇒9.4で下がっている。
前日のプリンシパルSデーは超高速馬場だった印象だが、そこから少し低速化しているか。
内外の優劣については顕著な傾向は無し。外目からの差しもそれなりに決まる。
レース全体 回顧
同距離レース 比較
前半4F 後半4F/3F タイム 馬場
24NHKマイル 46.3 46.1/34.1 1:32.4 -10
23NHKマイル 46.3 47.5/35.4 1:33.8 ±0
22NHKマイル 45.6 46.7/34.9 1:32.3 -6
21NHKマイル 45.3 46.3/34.7 1:31.6 -8
20NHKマイル 46.0 46.5/34.5 1:32.5 -8
19NHKマイル 45.8 46.6/34.6 1:32.4 -8
18NHKマイル 46.3 46.5/34.8 1:32.8 -10
17NHKマイル 46.1 46.2/34.4 1:32.3 -10
16NHKマイル 46.0 46.8/35.1 1:32.8 -6
15NHKマイル 47.2 46.3/34.2 1:33.5 ±0
24分倍河原S③ 46.4 46.1/34.5 1:32.5 -10
24節分S③ 46.8 45.7/33.9 1:32.5 -12
23紅葉S③ 45.7 46.2/34.6 1:31.9 -12
23湘南S③ 47.0 46.6/34.8 1:33.6 ±0
22秋色S③ 46.2 45.8/34.1 1:32.0 -10
22湘南S③ 46.5 45.8/34.3 1:32.3 -6
21紅葉S③ 46.3 46.4/34.6 1:32.7 -8
21湘南S③ 45.5 46.5/34.9 1:32.0 -8
20キタサンM③ 46.5 46.3/34.6 1:32.8 -4
19湘南S③ 46.7 45.9/34.2 1:32.6 -8
24東京新聞杯 46.1 46.0/34.3 1:32.1 -10
23東京新聞杯 45.8 46.0/34.7 1:31.8 -6
22東京新聞杯 46.4 45.9/34.3 1:32.3 -4
21東京新聞杯 46.6 45.8/34.3 1:32.4 -4
20東京新聞杯 46.3 46.7/34.9 1:33.0 -4
19東京新聞杯 45.7 46.2/34.7 1:31.9 -10
23富士S 45.2 46.2/34.7 1:31.4 -4
22富士S 46.0 46.0/34.2 1:32.0 ±0
21富士S 47.0 46.2/34.5 1:33.2 +6
20富士S 45.4 48.0/36.0 1:33.4 +6
19富士S 47.0 46.0/34.1 1:33.0 ±0
18富士S 45.9 45.8/34.3 1:31.7 -10
23安田記念 46.0 45.4/33.8 1:31.4 -8
22安田記念 46.7 45.6/33.6 1:32.3 -8
21安田記念 46.4 45.3/33.9 1:31.7 -6
20安田記念 45.7 45.9/34.3 1:31.6 -4
19安田記念 45.8 45.1/33.9 1:30.9 -12
18安田記念 45.5 45.8/34.5 1:31.3 -8
17安田記念 45.5 46.0/34.4 1:31.5 -8
23Vマイル 46.2 46.0/33.7 1:32.2 -4
22Vマイル 46.3 45.9/34.2 1:32.2 -10
21Vマイル 46.0 45.0/33.4 1:31.0 -10
20Vマイル 45.6 45.0/33.9 1:30.6 -14
19Vマイル 44.8 45.7/34.4 1:30.5 -14
18Vマイル 46.8 45.5/34.0 1:32.3 -6
レースレベル
レースレベルは標準
この馬場での標準タイムは1分32秒0~5くらい。時計的には平凡。
前半4Fの46秒3はややスローペース。
後半4Fの46秒1はもう少し速くても良かったと思うが、12.0-11.4-11.2-11.5でラスト4F目が最も緩い(12.0)のがその要因。
勝ちタイムは平凡になってしまったが、上記の後半4Fの事情を考慮すれば古馬GIII級に至っている可能性があっても。
ただこのレースラップならば着差はつきづらい(各馬が余力有りのため)と思うので、勝ち馬にコンマ5秒差を許した3着以下は低調では?と疑っている。
例を挙げるならば桜花賞における3~4着馬のような存在がいなかった。
だからこそアスコリピチェーノがあの状況から差せるし、ゴンバデカーブースが4着に来れるし・・・と思っている。
出走各馬 回顧
◎ ノーブルロジャー ⇒12着
○ アスコリピチェーノ ⇒2着
▲ ジャンタルマンタル ⇒1着
△ キャプテンシー ⇒18着
◎ ノーブルロジャー ⇒12着
位置取りは中団くらいだったが直線で伸びず。タイム的には未勝利~1勝クラス級の内容で終わってしまった。
レース後コメントで「内枠で苦しい形になってしまい正直、リズムはあまりよくなかったです。今日はうまく導いてあげられませんでした」
今回は本来の能力を発揮できなかった。
○ アスコリピチェーノ ⇒2着
結論として強い競馬だったことは確かだが、今回の3着以下は低調だったと思うので「あの状況から3着馬を差した」ことが過大評価されそうではある。
▲ ジャンタルマンタル ⇒1着
時計的にはNHKマイルCの標準レベルだが、速い後半4F及び3Fで余力を感じさせるのが良い。
3着以下に対してコンマ5秒差の完勝だが、「この馬が強すぎた」というより「3着以下が低調」。
その点で内容以上に派手な勝ち方になったのはある。
最後に付け加えると、このレースラップで好走できるならば毎日王冠でも力を発揮できるはず。
△ キャプテンシー ⇒17着
ペースは理想的だったが、そもそも本来のデキではなかったか。
仮に不利が無くても厳しかった。
ロジリオン ⇒3着
好位で理想的な競馬だった中でこの内容ならば少し期待外れではある。
レース後コメントでも「これから力を付けて欲しい」旨なので、やはり現時点では逆転を狙える感触は無いのかもしれない。
ゴンバデカーブース ⇒4着
結論として長期休養明けでよく頑張っているが、この日の馬場で1分32秒9ならば「まずまず」程度の評価。
同日同距離の3勝クラスの6~8着と同じ水準では困る馬。サウジARC(1着)で見せた素質を考えれば、まだ上昇の余地はあるはずで。
ディスペランツァ ⇒7着
直線で不利があって不発。スローペースで他馬も余力がある状況だったと思うので大きな不利だった。
ダノンマッキンリー ⇒13着
レース後コメントで「前走の1400mに比べて1600mは3角からペースが流れなかったぶん、そこで力みが強くなってしまった感じです。」
中途半端な着順の馬より、この馬のように折り合い難で大敗している方がまだましの印象がある。
ファルコンS(1着)は優秀(3勝クラス級以上)なので1400mで期待したい。
マスクオールウィン ⇒15着
将来的に短距離路線で期待を抱かせる内容だったのはこの馬。
このペースながら最後に止まっているのを見るに、敗因は距離の可能性が高い。
1200mに戻っての巻き返しを期待したい。
ボンドガール ⇒17着
ここが試金石だと思って期待していたが直線の不利で不発。
個人的には直線での手応えは「突き抜ける」程ではないように見えるが、実際のところどうだったのだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?