2024 金鯱賞 GII 回顧
レース条件
中京 芝2000m
4歳以上オープン
別定
コースレコード
ジャックドール 1分57秒2 2021年
馬場状態
天気:晴 芝:良
2024/3/10(日) 中京
7R 1勝クラス 芝1600m
1:33.9(3F:34.8) 標準-0.8
8R 1勝クラス 芝2000m
2:03.4(3F:34.6) 標準+1.8
9R 2勝クラス 芝1400m
1:20.6(3F:35.3) 標準-0.7
芝は高速化。
1200m換算で-0.6秒くらい?
8Rは超スローペース。馬場は速いが開幕週らしい超高速馬場にはならず。
内外の優劣については、内有利の傾向。
レース全体 回顧
ペース
前半5F:58秒4はハイペース
前半6F:70秒9はややハイペース
速い馬場を考慮しても前半5F:59秒5くらいが平均ペースか。6F目で緩んだとはいえ前半6Fで見ても緩くない流れ。
ラスト4F ラップ
瞬発戦で決着(12.0-12.0-11.2-11.5)
ラスト3F→2Fでコンマ8秒の加速が入る。とはいえ勝ち馬以外にとっては上り3Fが35秒台の持続力勝負だったかもしれない。
同距離レース 比較
前半5F/6F 後半4F/3F タイム 馬場
24金鯱賞 58.4/70.9 46.7/34.7 1:57.6 -6
23金鯱賞 60.9/73.1 46.7/34.6 1:59.8 ±0
22金鯱賞 59.3/71.0 46.2/34.6 1:57.2 -14
21金鯱賞 61.4/73.1 48.7/36.8 2:01.8 +8
20金鯱賞 63.6/76.0 45.6/33.8 2:01.6 ±0
19金鯱賞 61.0/73.3 46.8/34.6 2:00.1 +4
18金鯱賞 63.0/75.4 46.2/34.2 2:01.6 +10
23中日新聞杯 60.2/72.2 46.6/34.8 1:58.8 -12
23愛知杯 63.9/76.5 46.6/34.3 2:03.1 +10
22中日新聞杯 61.9/73.2 46.2/35.1 1:59.4 -14
22鳴尾記念 60.1/72.0 45.7/34.3 1:57.7 -16
22愛知杯 62.3/74.4 46.6/34.8 2:01.0 -6
21中日新聞杯 61.1/73.0 46.8/35.0 1:59.8 -6
21鳴尾記念 62.9/75.1 45.6/34.1 2:00.7 -6
21愛知杯 57.9/69.7 49.0/36.4 1:58.7 -6
20中日新聞杯 61.5/73.8 46.3/34.4 2:00.1 -8
19中日新聞杯 60.8/72.9 46.3/34.5 1:59.2 -6
19愛知杯 62.2/74.0 46.0/34.3 2:00.0 -10
18中日新聞杯 58.7/70.5 48.8/36.5 1:59.3 ±0
18愛知杯 60.3/72.9 47.2/35.1 2:00.1 +4
レースレベル
レースレベルは高い
この馬場での標準タイムが1分58秒6~9くらい。前半ハイペースとはいえ時計的に優秀で、近年の金鯱賞で最も高レベルでの決着。超高速馬場ではなかったはずなので。
レースレベルが上がったゆえに楽逃げ狙いの馬は一掃された印象。
2~3着で例年の金鯱賞レベルにある可能性十分。個人的には1~3着馬は揃って好印象。
出走各馬 回顧
◎ ヤマニンサルバム ⇒10着
○ ドゥレッツァ ⇒2着
▲ エアサージュ ⇒8着
◎ ヤマニンサルバム ⇒10着
個人的にはこのメンバーならばスローペースになると思ったが、逆の展開になってしまった。
このペースならば崩れても納得だが、理想的な形にならなければ脆いのは変わっていない。嵌ればGIII級の力はある。
○ ドゥレッツァ ⇒2着
この馬も金鯱賞としての標準レベルは走れている。59kgを考慮すればむしろ及第点以上の印象。
勝ち馬と5馬身差だが、進路がスムーズに確保できなかった側面はある。
▲ エアサージュ ⇒8着
印象としてはヤマニンサルバムとほぼ同じで不発でも納得。
勝った3勝クラス(1着)はスローで前が楽な展開だが、馬場考慮のタイムは意外と悪くなく標準レベルと言ってよい。引き続き先行有利想定ならば狙いたい。
プログノーシス ⇒1着
時計的にGI級パフォーマンスと思われ、特にこのタイムの中でラスト2Fを速いラップでまとめたのが◎。
この馬の強さを長く書いても仕方がないので後は省略。
個人的にこの内容でデキ落ちは信じられない。あるとすれば「実はもっと馬場が速かった」説になるが・・・。
ヨーホーレイク ⇒3着
結論として2着馬より強い競馬をしている。
ペースを考慮すれば時計的にGII~GIII級だが、このペースを先団追走して直線で見せ場を作ったのは◎。
今後GIで勝負になって不思議はないレベルで好内容。
ハヤヤッコ ⇒4着
4着以下に関しては前半ハイペースで好時計が出やすかったのを考慮すれば、OP~GIII級として捉えるべきか。
特に道中後方で脚を溜めていた馬は展開が向いていた。
ブレイヴロッカー ⇒7着
結果的に上りのかかる展開になったので、これならば好走しても不思議はなかった。ただこの馬は3~4角で位置を押し上げたのもあって最後は止まってしまった。
厳しい競馬だったという意味で、次走に注目したい。
アラタ ⇒5着
この展開&馬場で最内を走れた恩恵は大きかったと思うが、その割に最後の伸びは一息。
ノッキングポイント ⇒12着
3角くらいから既に手応えが怪しくなり、力を発揮できる状態ではなかった。
この牧場なので休み明けで走ってきても全く不思議は無かったが、敗因不明の不発(ジュニアC(7着)以来?)。
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