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2024 日経賞 GII 回顧

予想記事無し

レース条件

中山 芝2500m
4歳以上オープン
別定

コースレコード

ゼンノロブロイ 2分29秒5 2004年


馬場状態

天気:小雨 芝:

2024/3/23(土) 中山
 5R 1勝クラス 芝1200m
  1:08.0(3F:34.8) 標準-1.1
 6R 1勝クラス 芝1800m
  1:49.8(3F:35.3) 標準+0.6
 8R 2勝クラス 芝1800m
  1:49.0(3F:34.7) 標準+0.1

 芝は高速化
 1200m換算で-0.8秒くらい?

 7Rから11Rまで小雨。
 5Rは速い時計なので馬場は速い。6Rと8Rは揃ってスローペース。速いラスト2Fであり、もっと速い勝ち時計もありえた。
 見た目に反して高速馬場だった可能性が高い。

 内外の優劣については内有利傾向。


レース全体 回顧

出典:neykeiba

ペース

 前半5.5F:66秒0ハイペース
 前半8.5F:102秒9ハイペース

 馬場を考慮してもハイペースで、5.5Fと8.5Fのどちらで見ても2秒近くは速いペース。
 このコースは5.5~8.5F区間くらいでスローペースに落とし込まれるのがデフォルトであり、今回もそこは同じ。ただし今回は前半5.5Fがさすがに速すぎた


ラスト4F ラップ

 瞬発戦で決着(12.3-11.8-12.0-12.4)

 ラスト4F→3Fでコンマ5秒の加速が入る。最後の3~4角でペースが上がった。
 ラスト2F→1Fでコンマ4秒の減速が入っており楽な展開ではない。


同距離レース 比較

    前半5.5F/8.5F 後半4F/3F タイム 馬場
24日経賞  66.0/102.9 48.5/36.2 2:31.4 -8
23日経賞  69.2/107.6 49.2/36.8 2:36.8 +14
22日経賞  70.2/108.7 46.7/34.7 2:35.4 -4
21日経賞  69.3/106.3 47.0/34.9 2:33.3 +4
20日経賞  68.5/104.5 48.4/36.6 2:32.9 ±0
19日経賞  69.3/107.2 47.0/35.4 2:34.2 ±0
18日経賞  69.4/105.5 48.4/36.0 2:33.9 +2
17日経賞  68.0/104.7 48.1/36.2 2:32.8 ±0
16日経賞  71.6/110.7 46.1/33.9 2:36.8 -4
15日経賞  66.1/103.4 46.8/35.1 2:30.2 -10
23有馬記念 66.4/103.0 47.9/35.9 2:30.9 -10
22有馬記念 67.7/104.6 47.8/35.9 2:32.4 ±0
21有馬記念 65.7/102.9 49.1/36.7 2:32.0 +6
20有馬記念 68.6/106.1 48.9/36.6 2:35.0 +10
19有馬記念 64.5/100.6 49.9/37.6 2:30.5 +8
18有馬記念 67.1/103.5 48.7/36.9 2:32.2 +6
17有馬記念 68.1/106.3 47.3/35.2 2:33.6 +2
16有馬記念 67.5/104.5 47.6/35.9 2:32.6 +4
15有馬記念 68.9/106.1 46.9/35.0 2:33.0 -2

▲:2024年日経賞

レースレベル

 レースレベルは標準
 この馬場での標準タイムが2分31秒7くらい。長距離戦ゆえに勝ち時計はどうしても道中ペースに依存する。今回はハイペースにより有馬記念級のタイム
 ただこの馬場で後半4Fが48秒5はかかり過ぎ。それらを総合的に見てGIIレベル


出走各馬 回顧

シュトルーヴェ ⇒1着

 馬場が速かったとはいえ2分31秒4で上り3Fが35秒3ならば、GIIレベルとして十分。
 展開によっては内前をせこく立ち回った馬に負ける可能性もあったが、ペースが流れたので、後方待機が正解だった。
 この馬は条件戦で東京芝2400mの瞬発力勝負で好走しており、今回のように3~4角からペースアップする持続力勝負でGII級内容を見せたのは◎。
 

クロミナンス ⇒2着

 道中は少し抑えながらの追走に見える。勝ち馬と違って本質的には2000mくらいがベストでは?
 最後の3~4角では大きく外を回しており、何かとロスが大きかった。内容的には勝ち馬と互角以上。
 

マイネルウィルトス ⇒3着

 2分31秒6で上り3Fが35秒8だけ見ればまずまずだが、最後は少し止まり気味?。
 道中はボッケリーニのすぐ後ろを追走。そのボッケリーニが最後に止まっているので、この馬にとっても厳しい流れだったか。
 能力的にここが限界かなというのを露呈したが、敗因は明確で引き続きGIII~GIIでは期待できる。これで「衰えた」と思われるならば面白い存在ではある。
 

マテンロウレオ ⇒4着

 どういう作戦だったか明確に分からないが、仮に中盤で溜めて最後に脚を残す作戦だったならば失敗している。この馬場で上り3Fが36秒4はほぼ止まっていたと同じ。
 もしくは大逃げ&2番手以下がスローペースになるパターンを狙ったかもしれないが、番手勢にマークされていた。ただ5着馬と7着馬はその道連れになった。
 

ボッケリーニ ⇒5着

 結果的に3角くらいでペースアップした分だけ最後に苦しくなった。1着馬で2分31秒4であり、決着レベルが高くなりすぎた(≒ペースが速すぎた)。
 やはり操縦性は高いので、小回りコースの内前有利戦でまだまだ通用する。
 

ヒートオンビート ⇒7着

 敗因はボッケリーニとほぼ同じ。結果論だが、後ろでじっとしている方が良かった。二走続けて力を発揮できず。
 


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