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笑神さまに愛されている妻は、真に呆れるほどのオモシロサ!を提供してくれた

「2017年の8月3日の日記を、加筆修正して記事とします」という記事を、半年前に投稿しました。

今日は、その記事を書き直します。


≪ 書き直し記事 ≫

💋どの口が言ったん?💋


テレビで、いたずらグッズを紹介していました。
ビリビリするボールペンです。

ボールペンを使おうとして、「カチッ」とノックすると……。

⚡ビリビリ⚡


と、ケッコーな電流が流れます。
メッチャ痛いワケではありませんが、充分に驚きます。

平和なドッキリには、持って来いのアイテムです。

妻のゆかりちゃんをヒッカケたい!

「キャッ!」


という、カワイイ悲鳴が聞きたい。

「もう!」


とか、

「ぷんぷんっ!」


とか、

そんなリアクションも見たい。


ビリビリペンは、Amazonで即、購入しました。

ビリビリボールペン ↓


知っていますか?
Amazonって、翌日には届いちゃったりするのです。


準備は、即効で整いました。
しかし、1つ問題があります。

「コレで、何か書いて」

と言って、この変わったペンを渡したなら……。
さすがに不自然です。


ゆかりちゃんは、

「なんかあるな……」


と警戒するでしょう。

僕は、ちょっとした工夫を思いつきました。
その、ちょっとした工夫でイケるはずです。


何も知らずに、ゆかりちゃんが帰宅しました。

僕が座っているダイニングテーブルには、

『 王 』


と書かれたメモがあります。

白のコピー用紙も10枚近く、乱雑に置かれています。
半分のコピー用紙には、乱暴に、何度も『王』と書かれています。

僕はコピー用紙を見つめて、真剣に考え込んでいます。

「なにしてんの?」


と、ゆかりちゃんが聞いてきました。

「コレ(王)が、ひと筆書きできるかって、クイズがあってさ」

「ひと筆書き?」


「簡単そうで、難しいんだよ」

「この、『王』って文字?」


「うん。書ける?」

このタイミングで、ビリビリペンを渡しました。

ゆかりちゃんは、ペンをノックしました。
でも、悲鳴を上げません。
ビックリもしません。

そのかわりに、

「なんか、私の指、変……」


と、自分の指を見ています。

ドッキリは失敗です……。

僕は、全てを説明しました。

ゆかりちゃんは、冷たい目で僕を見つめました。
つまらないことしやがって、という表情です。


僕は、気を取り直して、

「るーちゃん(娘)に、リベンジドッキリしてみよう~」と言いました。


ゆかりちゃんは、

「私は、るーちゃんに、
 こんなかわいそうなことはできない!」


と言って、僕に軽蔑の眼差しを向けました。
配偶者を見る目ではなく、毛虫かナメクジなどを見つめる目です。

母親の健全なるひと言に、僕はぐうの音も出ません。
いたし方なく、リベンジドッキリをあきらめました。


翌日です。

「ビリビリペン!
 るーちゃん、引っかかったで!」


ゆかりちゃんが、帰宅した僕に間髪入れずに言ってきました。
ニッカニカに笑いながらです。

「え? どうやって? 普通、警戒されるはず……」

「ん? ああ、じょーじと同じ。
 『王』をひと筆書きできる?って聞いて、
 ビリビリペンを渡した!」

「そしたらさ、
 るーちゃん『キャーッ!』って驚いて、
 最高のリアクションでさ~!」

「あと『メッチャ悔しい!』って言ってた!」


ダイニングテーブルに目を落とすと、昨日の小道具の、

・『王』と書かれたメモ
・『王』と雑に書き込んだ(考えたあかしの演出)コピー用紙(数枚)
・白紙のコピー用紙(数枚)

これらが、昨日とソックリに配置されていました。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。



≪ 書き直し記事 おしまい ≫



いかがだったでしょうか。
これ。

実話です。
笑って許してくれた娘に感謝です。

しかし、あの目(毛虫かナメクジかを見るような目)から、
わずか1日で、
ニッカニカに笑ってドッキリするなんて……。

さすがです。
ゆかりちゃんには笑神さまがついていますね。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1206話です


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