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第278話 【ネタバレ】映画えんとつ町のプペルを2回観てきた感想 その④


ゴミ人間が、ハロウィンパーティーの真っ最中の子どもたちと合流する。

子どもたちは、ゴミ人間も、誰かの仮装だと思って、一緒に踊るのだ。

このダンスが素晴らしい!

途中で、ゴミ人間が踊っていて、笑っちゃう! ユーモアがあって楽しい!


でも、満足できない。

凄く良いのに。


その理由は明確だ。

蜷川実花さんが作った、ミュージックビデオが【もの凄い】からだ。


あれを、事前に観たせいだ。


リンクを貼るが、まだ、このミュージックビデオを観ていない方で、かつ、これから映画えんとつ町のプペルを観に行く方は、

逆に、この ↓ MVは観ない方がイイ。


映画鑑賞後に、観ていただきたい。


蜷川実花さん、とんでもないものを作りましたね~(苦笑)

西野さん、とんでもない方に頼んじゃいましたね~(苦笑)


可能なら、今からでも差し替え、できないのかなあ。不可能と知ってて書いているが。

あの、実花さんのMVを基に、アニメーションを作ったら、最高だったよなぁ。


◆タメが欲しい

アントニオが、星の存在を信じるルビッチが癇に障ったのはわかる。

アントニオは星を見たのだが、周囲の「星なんてない」「そんなのはブルーノの紙芝居というデタラメ」という、多数意見に迎合したのだ。

星を信じるルビッチは、アントニオにとっては「おまえ、本当は見たくせに」「ウソつき」「本当のことが言えない臆病者」と、自分を責める存在になった。

現実には、アントニオが幼いとき星を見たということを、ルビッチは知らないから、一切、責めてはいない。しかし、アントニオだけは、まるで責められているように感じる。

この心理は、よ~く、わかる。

わかるからこそ、アントニオの葛藤を描いてほしい。

「僕は星を見た」「星はある」「星を信じるルビッチを応援する」を白。

「星なんてない」「あれは見間違いだ」「ルビッチは癇に障る」を黒。

この、白黒を、言ったりきたりさせて欲しかった。

最後に、白となり、ルビッチを応援する側に変わったことを、もっと納得させてほしかった。


僕は、そういう『タメ』が好きなのだ。

タメがないので、好きになれない映画が『タイタニック』。上流階級のお嬢様が、そう簡単に、下級階級の男性に、心奪われたりはしないって。そう思ってしまうのだ。

『ボディーガード』も同じ。プロのボディーガードが、守るべき依頼者に、そう簡単に恋に落ちはしない。そう思ってしまうのだ。

やはり、心理的リアルさを、僕は求めるクセがあるようだ。

この、『タメ』が、たっぷりあって、大スキな映画が『恋に落ちて』だ。

ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの恋の成就には、たっぷりとタメがあった。だから納得感が半端なかった。

やはり、映画に天敵なのは、「え?」という違和感ではないだろうか。映画鑑賞者に違和感を抱かせない、細心の注意が必要なのではないだろうか?


◆1度、煙の上へ出るべき

煙の層を突き破らないと、煙の真ん中あたりという見当がつかないハズだ。

1度、突き破って、星を見て感動し、そこから下がって、真ん中あたりで爆破する。

これなら、プペルなき後の、ルビッチ1人で生還することにも、納得感が生まれる。子ども1人で、少しずつ気球を下降させるのは、かなり難易度が高い作業なのだから。

あと、崖が4000mという説明が、映画ではなかった気がする。(もし、されていたなら僕の見逃し・聞き逃しだが) 

サロンメンバーのように予備知識がないお客さんのことを思うと、4000m級の切り立った崖に囲まれている。

海に出ることは禁じられている。

地下に、地下都市がある。

これらは、説明した方が良かったと思う。お客さんの『違和感』をなくすために。


◆世界へ

この『映画えんとつ町のプペル』は、間違いなく、世界でヒットすると思う。

ストーリーが健全。

大人にも、いや、むしろ大人にこそ刺さるストーリー。

アニメーションの美しさ。

ハッピーエンド。

世界が受け入れやすい設計になっていると思う。クオリティも充分。

とにかく、なによりも、美しさが凄い。

アニメーションの美しさは、世界でも絶賛されるだろう。

いや、世界の方が、その美しさを大絶賛する気がする。


そして、パート2で・・・。

さらには、『チックタック ~約束の時計台~』↓


この絵本の映画化で・・・。

僕は、この絵本も大好きなのだ。号泣するのだ。映画化してくれないかなぁ。


・・・とにかく、やがて西野さんはディズニーを超えると、本当にそう思う。

急ぐのであれば、ぜひ僕を、ご意見番に採用していただきたい。映画鑑賞者一般人代表で、一般人ならではの意見が、僕ならば言える。僕は、思考の言語化が得意だから。(なんちゃって)


◆〆

この、『映画えんとつ町のプペル』の感想記事では、ゆかりちゃんが喜ばない。

「ファンならではの、ああだ、こうだ、だね」と。

今日の記事は、まだ読んでもいないのに、「たぶん同じ感想だから」と、おっしゃりやがった。

読みもせずに?

先に感想を言う?

決めつける?

それが、自称、尊重村の助役の発言ですか?

傲慢村じゃない?

尊重村、傲慢村に興味がある方は、この ↓ 記事をお読みいただきたい。


昨日、娘の彼氏が、ゆかりちゃんのことを、こう言った。

「ちょっと、逆に、傲慢村っぽい」

ナイス彼氏!

その小声のつぶやき。僕にはちゃんと届いたぜ。


僕が尊重村に転入したら、なぜか、ゆかりちゃんの姿がない。

それでも僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。










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