アンビリバボーを観て、アンビリバボーを聴いた!

僕の、過去の日記を紹介します。
この時はまだ、日記帳に、手書きで書いていました。

2019年9月26日(木)
フジテレビの『奇跡体験!アンビリバボー』を観た。
妻のゆかりちゃんと一緒に観た。

主人公は杉田秀之さん。(番組放送の2019年現在31歳)

VTRが映し出される。杉田さんは慶応大ラグビー部の1年生。ストイックに練習に取り組んでいる。
2007年、慶応大学ラグビーに入部。中学からラグビーを始めた杉田さんは、1年生でありながら選抜メンバーに選ばれる実力者だ。

この年の練習試合。
プレー中に事故が発生した。杉田さんは大ケガを負う。頸椎・頚髄の損傷で、医師からは「一生、歩くことはできないでしょう」と宣告された。

ケガをした当人は、もちろん辛い。
まだ19歳だ。
なのに、「一生歩けない?」なんて現実は重すぎる。

監督も辛い。監督は林雅人さん。
1962年生まれで、僕より5つ歳上。事故の当時は45歳。
杉田さん本人の悔しさはもちろん、親御さんの胸の苦しみも、痛いほどに感じただろう。

林監督は、入院した杉田さんを見舞いに行く。
全身が動かない杉田さんと会う。
林監督は、かける言葉を見つけられない。

僕の眼から、涙が、華厳の滝のごとく流れ落ちる。

この年の夏に予定していた、慶応ラグビー部の富士登山は中止
部の恒例のイベントが中止になった。

「杉田が歩けるようになったら、そのとき一緒に、富士登山するぞ」

同期は、そう言って杉田さんを励ます。
しかし、神経の損傷は甘くない。歩行すらできないと医師は言っている。
富士登山は夢物語だ。

杉田さんは、奇跡を起こした。歩いたのだ。
もちろん平らなフロアーでだが。
事故から10年の歳月が流れていた。(29歳かな)

同期の仲間も、お年頃ということで、ちょくちょく結婚式に呼ばれる。

「杉田! 富士山、いつ登る!」

仲間が真剣に問う。

(富士山登頂はムリだ)と思っていた、杉田さんの気持ちが変わる。
さらに厳しいリハビリに挑む。

さらに2年後。2019年8月23日。
この日、約束だった富士山の頂上を目指す。

「一生歩けない」はずの杉田さんが、仲間と共に、富士山を登る。

行けるのか。
仲間が支える。

僕の涙はナイアガラの滝

このタイミングで、ゆかりちゃんが言った。

「監督、めっちゃ若白髪! 凄くない?」

凄いのは、ソコじゃない。

日記 おわり


杉田さんの物語は、まだ、YouTubeで観れます。

※ こちらは40分近い、長い動画です。


※ こっちは3分チョットの短い動画です。


この番組を観て、林監督の若白髪にコメントを発する人は、そう多くはないでしょう。

ゆかりちゃんのコメントも アンビリバボー! でした。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1136話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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