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1ミリも男心が分からない母と娘は、見事なまでにシンクロしながら、明るくノー天気に完全否定した

多くの女性は「男って、全然、女心を分っていない!」と言います。
妻のゆかりちゃんもそうです。

確かに、その通りでしょう。同意します。
僕は、女心が分かっていません。

でもです。
女性だって男心を全く分っていませんよね?

ウチの女性陣は、そろいもそろって鈍感です。
ゆかりちゃんだけではなく、娘のるーちゃんも鈍感です。


だいぶ前ですが、こんなことがありました。

「今日、ウチに来た背の高い茶髪チャパツの男子。
 たぶん、るーちゃんのことスキやで」

「は~? ヒロが? ないないない! ハハハハハハ~!
 ヒロはないわ~。小っちゃい時から知ってんやで~?」


親バカで言っているのではなく、客観的な意見として、ウチの娘は、かなりカワイイ顔をしています。小学生時代も中学も高校も、男子にとってウチの娘はマドンナだったのは間違いありません。

自分のルックスに自信のない男子にとっては、るーちゃんは可愛すぎて、恋する対象ではなく、高根の花です。憧れです。

中学生の頃は水原希子さんに似ていたし、最近は川口春奈さんに似ていると言われるらしい。

そんな娘は、社会人になっても、地元の幼なじみとよく遊びます。
男子数人、女子数人、合計10人前後が、地元でしょっちゅう集まるのです。

男子が10人いたならば、2~3人は、るーちゃんのことが好きでしょう。
「好きだった時がある」ならば、7~8人が該当します。

そういうものなのです。
若い男子って、女子の顔しか見ていないものです。

ハート、心、性格、相性、なんってどうでも良くて、1番好みの顔の女子に恋をします。好きになります。


「ゆかりちゃんだって、この前の同窓会で、『オレ、あの頃、ゆかりちゃんが好きやったんやで』って言われたって、そう言ってたやん」

「あれは、びっくりしたわ~! めちゃめちゃイケメンの、人気ナンバー1男子やったんやて~!!」


「でしょ。るーちゃんも30代とか40代とかになったら、同窓会で『オレ、あの頃、ホントはな~』って言われるんやて~」

ゆかり「ははははは、ないないない!」
るー 「ははははは、ないないない!」

ゆかりちゃんだけではなく、娘のるーちゃんまで「ないない」と、明るく完全否定します。

「なんで『ない』なの?」と聞くと、

「だってヒロだよ?  小っちゃい時から遊んでたんだよ」という、理由にならない理由を、自信満々に語るのです。

マジで、男心が1ミリも分かっていない!

「ゆかりちゃん、イケメンの同級生に『好きやった』言われて、嬉しかったやら~?」

「そりゃあそうよ! でも、あの頃に言って欲しかったわぁ~」


「なら、【人気ナンバーワン男子! 実はゆかりちゃんを好きだった】って号外でも刷って、んで、地元でバラまくか?」

「せやなぁ~! ははははは!」

「で、自分にもあったのなら、るーちゃんにもあるかもって思えんの?」

ゆかり「ヒロが? ないないない! ははははは!」
るー 「ヒロが? ないないない! ははははは!」

「コピーか!」と言いたくなるほど、全く同じリアクション。
娘も、男心が、ちっとも分かっちゃいない。

理屈が通じないのも全く同じ。
最近は声まで似てきたし。
由緒正しい鈍感、ということなのかもしれませんね。

僕みたいに鈍感を許容する心の広い男性と、どうか巡り会ってください。


さて僕は、ゆかりちゃんの【号外ニュース】でも作りますか 笑。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1227話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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