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2500本の1升瓶は、250個の一斗樽でして、やっぱ店内には入りませんねぇ

ゆかりちゃんが昇格しました。
今後は、支店内勤部門のリーダーとなるわけです。

「美味しいものを食べに行こう! 僕のお小遣いで、ごちそうするよ」
と、誘いました。

「ええ~? イイよ、イイよ~」と、言葉では断るゆかりちゃん。
でも、目は断っていません。

若いころの僕なら、このセリフを真に受けたかもしれません。
男性の皆さん、おわかりでしょうか?
妻は全力で断った。全力で遠慮した。でも、夫のあなたがムリヤリ、強引に、どうしてもと誘ったのです。こういうことが大切なのです。

おわかりですね。
言葉の断りを鵜呑みにして、もし提案を引っ込めたなら、とんでもない恐怖が訪れますよ。

逆に、女性の皆さま。
おわかりでしょうか?
こういうとき、素直に「嬉しい~~~!」というリアクションをすると、男ってヤツはめっちゃ喜びます。
男は面倒くさい女性が苦手ですから、分りやすい素直なリアクションを常に行なうようにしてください。すると、めっちゃモテます。マジで。

ちなみに、交際中のデートで食事やお酒を飲んだ場合は、必ず、割り勘するポーズをしましょう。
そして「ここは僕が出すよ」と言ったなら、素直に「ありがとう」とお礼を言いましょう。
この儀式は、毎回行なうのです。ポーズを省略すると、「奢られて当然って、そう思うようになったのか」と勘違いされちゃいます。

男は、「割り勘にしましょう」という可愛い女性に奢りたいのであって、「男が払って当然」と思っている女性には奢りたくない生き物なのです。

めっちゃ話がズレました。
話しを戻します。

「ええ~? イイよ、イイよ~」と、言葉では断るゆかりちゃんに対して、
「肉なら『雄山』か『ジャストグリル』、天ぷらなら『てる』、フレンチなら『フタツボシ』、って考えているけど」と、僕は具体的に提案しました。

「久しぶりだから」と、ゆかりちゃんは、天ぷら『てる』さんを選択しました。

地元で、美味しいと評判のお店で、でも、僕は初めて。ゆかりちゃんは、だいぶ昔、先代のときに、1度行ったことがあるそうです。

2代目は、お店の場所を変えました。春日井市の中心部に移転したのです。
店構えは、おしゃれな和風モダンで、高級感があります。


旬の食材を、揚げ立てでいただきます。
そのひとつひとつが、お世辞抜きで全部美味しくって、メチャクチャ満足。

ゆかりちゃんが喜んでくれたのが、なによりも嬉しかったです。


ゆかりちゃんは、大きな日本酒の瓶に興味津々。
通常の1升瓶の、倍くらいの大きさです。

裏のラベルをガン見


「これ、なに~い~?」と、裏のラベルをガン見です。
「大きいよねぇ~」と、ゆかりちゃんは言いました。


じょーじ「一升瓶の倍かな? ん? もチョッとデカいかな?」

ゆかり 「4500!」


じょーじ「ん?」

ゆかり 「4500リットル!」


じょーじ「ん~んっ!」(わかったの意)


4500ミリリットルですね。
リットルなら、4.5リットル。4500リットルは大変な量です。1リットルのペットボトルが4500本の量になります。

1升は1800ミリリットルだから、2.5升瓶、なんですね。

「4500リットル!」の声のボリュームが、まあまあ大きく、店中に聞こえたと思います。
僕は妄想好きですから、この店内が、ペットボトル4500本で埋め尽くされる映像を思い描きます。
頭の中で計算して、妄想映像を、2500本の1升瓶で埋め尽くされる店内に変更してみます。

誰も動けない。
1升瓶はガラスだから、割れる可能性があります。怖くて動けません。

僕の大好物の”天然”ですが、ここで笑いすぎてしまっては「バカにされた」と、ゆかりちゃんが誤解するかもしれません。

お祝いの席で、ゆかりちゃんがイヤな気分になるのはよろしくありません。

でも、こういう、笑ってはイケない場面って、逆に、メッチャクチャ面白くなっちゃう!
僕は、ツボに入ってしまい、それを堪えるのがケッコウ大変でした。


なんとか、無事に笑いをこらえて言いました。

じょーじ「2.5升だねぇ~」

ゆかり 「倍以上だ~!」


この日のゆかりちゃんは、格別に可愛かったです。
お酒に強くないゆかりちゃんは、イイ感じで、ほろ酔いでした。


僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい
※この記事は、2年と8か月前の記事の書き直しです。


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第989話です

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