大きい箱と小さい箱

「そんな小さいものは渡せないだろ💢恥ずかしいじゃないか💢💢💢」
「箱が小さすぎる💢大きい箱に入れて💢💢」

 物のサイズや量に合わせてこちらが箱の大きさを選んでラッピングするスタイルのお店で働いているので、ラッピングをするのだが、本当にごく稀に箱のサイズに文句を言うお客様が現れる。

 そしてそういったお客様は必ずセールの時期に現れる。定価で物を買わないし定価のものには見向きもしない。セールコーナーだけを見て「種類少な💢これしかないの💢」と文句を言う。


 そういう態度でそういう生き方だから、お金に余裕がないのか。
 お金に余裕がないから、そういう態度でそういう生き方になるのか。


 鶏が先か、卵が先かと同じ問題なので考えても考えてもキリがない。ただ一つ言えることはそういう心が貧しいお客様の中に綺麗な人や人から好かれてそうな人はいないということだ。

 相手を思いお祝いをする「相手」が軸となる場面でも、「自分」が恥をかく。だとか、「自分」が馬鹿にされる。だとか、「自分」「自分」「自分」…自分の事しか考えていない人は雰囲気もどこか荒々しく自己中心的である。
 ギフトが喜ばれなかったり、恥をかいたり、そういった事も原因を自分の中に探さず、店員のせい、ラッピングのせい、お店のせい、そういう時だけ人のせい。
 貧しくても心まで貧しいおばさんにはなりたくない。
 反面教師にして生きていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?