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愛の花空


子どもの頃から咲いている
自分の花がある

いつのまにか咲かせてる
自分の星の花




花を咲かせることに
何の疑問も抱かなかった
子どものときに

自分と違う星の花に
違う見方を教えられ

自分の中に咲く花を
理解されない
恐怖を知った




それまで好きだった
自分の花が
急におかしく見えて

見えている形や色を
すべて疑った




その花から目を背け
傷付かなくはなったけど

花はなぜだか
しこりみたいに消えないで

いつも懲りずに
忘れた頃に顔を出す





花を認めないで
いればいるほど

その花は煩わしくて
嫌なものに見えるけど


無邪気な自分に
戻れば戻るほど

その花を咲かせたいと
素直に思うものらしい







この世界がもたらす
孤独のエッセンス


それは
自分の花を信じるために
用意されてる

この世界の
愛のからくり




永い夜のような
暗い世界を見せられて

ずっと秘めていた愛を
引き出して

花に水をやり
大きく育てるように
促される



ちっぽけな愛の力を
育てていきながら

自分の小さな花を
輝く星にしてあげてねと





生きるということは

深く傷付いている
この世界を理解して

その波にのまれずに

自分が持っている星を
届け続ける挑戦らしい





私たちはみんな
最初は無邪気な光

この闇に
光をもたらすことが

きっと
生きるということ
なんだよ





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