見出し画像

アルビジョア十字軍⑤カッセ

カッセの町も、十字軍の迫るのを見て開城した。
このカッセにも、多くの完徳者がいた。
従軍の司教たちが、町に入って悔悛を解いたが、一人も応じなかった。
十字軍兵士は、異端者及び完徳者約60人を捕らえ、喜々として焼いた。
(ある聖職者の、アルビジョア十字軍の従軍記録より)

人を「喜々」として「焼く」とは、どんな心理状態なのだろうか。
また聖職者も、喜々として、人が焼けるのを見ていたのだろうか。
あるいは「異端」は、「人間ではない」「焼かれるべきゴミ」なので、焼けば、火が浄めると考えたのだろうか。

イエスが、その場にいたら、何を語ったのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?