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一遍上人語録 別願和讃(2)

眼のまへのかたちは 盲て見ゆる色もなし

耳のほとりの言の葉は 聾《みみしい》てきく声ぞなき

香をかぎ味なむること 只しばらくのほどぞかし

息のあやつり絶えぬれば この身に残る功能なし

見ているようで、結局は深い所までは見ていない
聞いているようで、肝心な部分を聞き逃す
香りをかいで、何かを食したところで、すぐに消え去る程度のもの
命が途絶えれば、結局は何も残らない。

色即是空 空即是色 
一遍上人の言葉に、般若心経の教えを思い出す。

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