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一遍上人語録 別願和讃(8)

はやく万事をなげ捨てて 一心に弥陀をたのみつつ

南無阿弥陀仏と息たゆる これぞおもひの限りなる

(意訳)
すみやかに一切のことを投げ捨てて、一心に阿弥陀如来におすがりし
南無阿弥陀仏と称えて息が絶える。
これこそが、私たちの最高の願いなのです。

なかなか一切を投げ捨てるなど、現実社会に生きていれば、実際には困難。
この万事(一切)を、特に、心の悩みの万事(一切)と捉えれば、わかりやすいと思う。
そうであるならば 悩みは全て阿弥陀如来に引き受けてもらって、南無阿弥陀仏と息絶える、それはそれで、究極の信仰なのだと思う。

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