英検3級に面接で落ちて、漢検2級に普通に落ちた男

皆さんあけましておめでとうございます。
年越しをぼる塾あんりさんのお家で、逆紅一点で過ごしましたマイムです。



今見ても僕だけが邪魔な写真ですね。


この写真あげた翌日にゼロカランのたいがから「こんな変な状況誰が楽しいねんってみんな言うてましたよ」と告げられました。


僕もSNSにあげた後「全然悪いことはしてないけどこれあげていい写真なのか?」と謎の感覚に包まれました。


しかし楽しさで言ったらここ数年で一番の大晦日。

4時間くらいぶっ通しで紅白見て、あんりさん特製唐揚げ2キロ食べて、よしおかさんいるからみんなでおもしろ荘観ようと言ったら「本当に嫌だ」と言われネタパレにチャンネル変えて

帰る頃には「また来年もこれやろう」と早くも2024年大晦日のスケジュールが決まりました。


元はこのメンバーにプラス定点計画司馬もいたので、今年の年末は多少僕の違和感が薄まった写真を提供できると思います。頼むぞ司馬。




というわけで最高なスタートを切れた2024年だったのですが、ある日マネージャーさんから連絡があり、「結構大きい番組のオーディションがあるからそのためのエントリーシートを書いて欲しい」と頼まれました。


「おお幸先いいじゃない」


そうやってすぐ浮かれやすい僕は、マネージャーさんからいただいたエントリーシートにスマホで入力をはじめたのですが、ある箇所で入力の手がパタリと止まってしまいました。


「資格」の欄です。


オーディションでも「趣味・特技」の欄は結構あったりしてその部分は慣れたように「ドラム・社交ダンス」と書くのですが、履歴書以来の「資格」の欄は「普通免許(AT)」としか書けません。


「マニュアルじゃないんだ」と思ったそこのあなた、一旦その感情は忘れてください。


まあ資格が全くないわけではありません。
漢字検定は3級持ってるし、もう失効してるけど社交ダンスのアマチュアA級ライセンスの資格もあります。


でもそんなことわざわざ書く意味あるのか?
そもそも失効していたら書いちゃダメなんじゃないか?


そんな気持ちに苛まれながら僕は資格の欄にスッと「社交ダンスアマチュアA級ライセンス」と書きました。


だって見栄えいいもんね。
うん。仕方ない仕方ない。
そもそも2、3年大会に出場してないと資格が失効するシステムが悪い。


そんな御託を並べてオーディションに受かりたいが為、10年以上前の資格を引っ張り出しました。


しかし漢字検定3級

こっちは何の魅力もない。


そこらの中学生が普通に勉強していれば取れる資格。
ネプリーグなら漢字のゾーンで、7問目くらいまでならいけるけど最終問題まではたどり着かない資格。


さすがにこれは書くまでもないと思い、結果資格の欄には現在持っている「普通免許(AT限定)」と現在持っていない「社交ダンスアマチュアA級ライセンス」と書きました。


多分犯罪じゃないです。


こうしてエントリーシートに入力を済ませ、大きい番組のオーディションに送り、無事落選したのですが、ここで自分は「資格」というものをほとんど持っていないことに気づきました。


というより縁がないです。


「なんだ縁が無いって。お前が勉強してなかっただけだろ」


そういった声しっかり受け取ります。

しかしこれは縁が無いと言わせてください。


なぜなら僕は中学生の時受けた英語検定3級を面接で落ち2年ほど前に受けた漢字検定2級を自己採点では150点/200点で合格点にギリギリ届かなかったと思ったら、結果届いたら96点/200点でかすりもしない成績で落ちたからです。


やっぱり勉強してなかったからじゃん。

ごめんなさいさっきから御託並べて。


しかし英検3級面接で落ちる人見たことありますか?
この前X(旧Twitter)で、「この世に存在しない人bot」のつぶやきに「英検3級面接で落ちる人」と書かれていました。


僕って存在してなかった?

そもそも筆記は85%くらいの正答率でした。
それゆえ、面接は簡単に受かるだろうという驕りがあったのかもしれません。

しかし試験当日、面接会場の教室に入り試験官の言葉に僕はほとんど「アアハン」と答え、しっかりとした文法も使わずまるで外国人観光客に道を聞かれた日本人のようにほぼジェスチャーとニュアンスで試験官の言葉に返事してました。


それでも「まあいけたでしょ」と調子に乗るのがマイム少年。


英語検定さんはそんなジェスチャーニュアンス英語に優しくなく、不合格となりました。


それ以来僕は英語検定を受けていません。
大谷がWBCでトラウトを三振に切った時のスライダーくらいヘソを曲げました。


「俺は将来芸人になるんだから英語なんていらない」


そんな現代のグローバル化社会に真っ向から反対するような姿勢で、この不合格をきっかけに英語とは距離を置くようになりました。


こうして芸人なった僕は今、吉本のコメディナイトで「英語で即興劇」をやっています。芸人でも英語いるっぽいです。




とまあ英語検定に関してはこのような感じで中学以来疎遠になっているのですが、漢字検定は2年ほど前に受けました。


僕はEXIT兼近さんプロデュースの泥水すすり隊というユニットに入っており、バイトをしないで芸事だけで食えていけるようになろうと活動しているのですが、そのユニット内で「資格を取ろう」という動きがありました。


将来売れた時やそれこそオーディションなどに挑む際、資格があるとかなり役に立つと兼近さんに教えていただき、メンバーそれぞれ様々な検定を取ろうとしてました。


取ろうとしてました。


結論から言うと資格をしっかり取ったのはまんぷくユナイテッド松下さんただ一人です


芸人の勉強に対する集中力は2時間が限界のため、ほとんどのメンバーが挫折し早稲田卒の鬼ストイック胸毛おじさんの松下さんだけが結果を出して終わりました。


だからあんなにインスタに毎日投稿できるんです。
他が怠惰なのではありません。
あの人がおかしいんです。


しかし僕は結構折れずに頑張った方だと思います。


毎日何とか午前中に起きて、1ステップ終わらして。
あと少しでも大きくなろうと謎に毎日プロテインも飲んで。


こうして漢字検定2級のテキスト本を2周して、大体80%くらいの正答率を出せるようになり部首や四字熟語の部分では不安があるものの、書き取りと読みで稼ごうと思い試験へと臨みました。



試験が始まると作戦通り最初の読みはほぼ回答でき、書き取りも完璧では無いですが7割くらいはかけたかなといった感じで「まあギリ受かったかな?」とわずかながら手応えを感じておりました。


そして帰って漢字検定のサイトを開いて、横に友達がいるわけでも無いのに「うわーこれこうだったね!」「そんな部首あった?」と声に出しながら自己採点をし、結果は150点/200点となりました。


漢字検定は合格ラインが8割の為この点数はギリギリ合格には届かない点数だったのですが「まあそれなりに頑張った方だろう。また次も受けよう」と切り替えて漢字検定2級との戦いに幕を閉じました。





そして1ヶ月後漢字検定から「あなたの点数は96点/200点です」という通知が届きました。


「?」


いやいやそんなはずないじゃん。
どこをどう見間違えたらそうなるの?



「書き取りは16点/50点です」



嘘だけはやめてくれ。
俺バカみたいじゃん。
子供に甘すぎる親バカならぬ自分に甘すぎる俺バカですか?


「読みは28点/30点です」


逆に恥ずいって。
読みはしっかりできてて、書き取りミスりまくりなの恥ずいって。


「あなたの点数は96点/200点です。合格まで58点です。」


やめてくれそんなこと言うの。
惜しくも何ともねえじゃねえか。




こうして横に誰かいるわけでもないのにまた声を出しながら、漢字検定に文句をぶつけてました。


言い訳みたいになって恥ずかしいのですが、本当に書き取りはある程度できていたと思います。

ただ字が少し雑だったかもしれません。


どうやら2級からは「とめ、はね、はらい」がかなり厳しくチェックされるようでその字が書けているだけでは丸にはならないみたいです。




知らねえよそんなこと。
もっと早めに告知してくれ。



こうしてまたマイム少年は文句をたれ、英語検定だけでなく漢字検定とも距離を置くようになりました。

あと何の効果もなかった「毎日プロテイン生活」もやめました。



あれなんでやり出したんだろほんと。



これが僕が資格というものに縁がないと言い張る理由です。
もうあんな恥ずかしい思いしたくないんだ。



しかし今回のオーディションで「資格」を何にも持っていないことに気づき、このままではまた失効している「社交ダンスアマチュアA級ライセンス」を引っ張り出すことになるので、2024年はまた漢字検定に挑みたいなと思います。



もう俺バカな採点はしません。
告知されたんで「とめ、はね、はらい」も頑張ります。




英検はもういいです。










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