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坂口恭平『生き延びるための事務』を読んで

坂口恭平さんは元々好きで、X(旧Twitter)でもフォローしていて、楽曲聞いたり、本を読んだりしていた。
私は彼の抱えている困難や独特の考え方、彼を支える人々との関係性など日常を率直に表現する彼の存在そのものが興味深くて追っている。
この本の元になる記事も読んでいたけれど、道草晴子さんの漫画になると一層読みやすくなった。

実はまだ読み途中なのだが、序盤から凄い本だと感じている。
私の人生には事務がなかったのだと、よく理解できた。
どうしても、出来事が起こるたびに感情が出てきて、現実を考えたいのに感情を追って横道にすれてしまうのが私の思考回路だ。
今の現実となりたい現実が乖離していて、それを埋めるためにどうしたら良いのか考えるのが上手く出来ず、「なりたい」はいつまでもなりたいのまま、そこに置いてあることがもう10年以上続いている。

彼が教えてくれる事はすごくシンプル。
現実と10年後の現実。
夢という言葉を使うと、いつまでも夢のまま。
今と10年後の現実の差を埋めることが10年後の現実を実現する。
その原動力は好きなこと。
評価されなくてもよくて、
継続できちゃうこと、
対価を求めずにしたいこと。

坂口さんの説明は、易しいけれど、要点は押さえてて
分かりやすい。

本を読みながら、ワークを進めている。
ワクワクしながら、10年後の現実を描いてみているところ。

自分が望む日常と今に差を感じている人は是非、おすすめの一冊です。

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