似てる_

こうもりnote始めます。

noteを使ってみたいなと思ったので、まずは試験的に、私のやっている「こうもりあそびば」のエピソードを書いてみようと思っています。

そんなわけで、まずは「こうもりあそびば」って何なの?っていうことから書きます。(無料で全部読めます。)


■こうもりあそびば(こうもり広場)はどんな場所?

こうもりあそびばは、マイマイ計画の活動の一環としてやっている、私の遊ぶ場です。

基本的なスタンスは、住宅地の一角にあるアトリエの小さなガレージを、平日の夕方に開放し、私自身がそこで気ままに過ごす、というだけです。
そうしているうちに、自然と近所の子どもが(時には子どもじゃない人も)ふらっと立ち寄るようになって、ここで過ごすようになるだろうということも含みこんでやっています。

特に子ども向けの広報はしていません。
基本的に親に言われて来る場所ではなくて、自分の足で来たいと思う子が来ます。
嫌だと思ったら来ないことも自由です。

私の呼び名が当初は「こうもり」で、ここが私の遊ぶ場だったので最初は「こうもりあそびば」という名が付きました。
でも今は、私の呼び名も「さとちゃん」で定着してしまい、この場所は多くの子が「こうもり広場」と呼んでいます。
なので、どちらの呼び方でもかまいません。

私の遊ぶ場なので、経済的な収益は特にありません。


▼なんで始めたの?

たぶん、色んな説明ができます。
自分の生育歴とか、大学院生時代の研究のこととか、社会的なこととか、自然環境のこととか、子どもとの関係性とか…。
マイマイ計画の活動なので、身近な自然と人とのつながりを生み出すという意味ももちろんあります。

ただ、もっとも単純に言えば、やりたいからやっている、ということが根底にあります。
そして、この場所は、小さいままでいいので、とにかく続けていきたいと思っています。
自己満足と言われればそうだけれど、自己に留まらない場所です。

構想は札幌で大学院生をしていた頃からありました。
某理系の研究室で環境教育に関わる研究をしていたころ、自分自身の研究に違和感を感じて、某文系の研究室に入り直しました。
その過渡期の頃にぼやーっと考え始めたのが、「住宅地の一角に生き物の研究室を開きたい」ということでした。
自分は自分の好きなことを追求しつつ、そこにふらっと立ち寄った人とその場を共有できないか、ということを考えてきました。

その後、博士課程で九大に進学し、箱崎にある「きんしゃいきゃんぱす」の活動に出会い、それがヒントになって、今の活動につながっています。

2010年に別の場所で始めて、2011年から現在の場所で続けています。
現在では「研究室」という意味合いは少し薄くなっていますが。


▼今後の構想は?

資金もないのにとにかくやりたくて始めたので、色んな不安やプレッシャーなどから、この場をもっと大きくしたり、経済的利益を得られるようにすべきじゃないかと悩んだりすることもありました。

でも、この小さな場所は小さなままで続けたいと思っています。

小さくて無料だからこそ来てくれる子がいるし、小さくなきゃできないことがあると感じています。

そして、もしこの場を知った人が、偶発的な子どもとの交流や、交流が生まれる場を大切にしてくれたり、それぞれの近所の子どもの暮らしに思いを馳せたりしてくれたら、それが別の意味でこの場を大きく育ててくれるんじゃないかなと考えています。

そんなわけで、今後の構想としては、この場をどうにか続けていくことです。

(ちょっと付け加えると、近い将来、このガレージはそのままに、アトリエ本体の方で「ヘンテコ生物研究所(仮)」を開こうと構想中です。)


では次回から、こうもりあそびば(広場)でのエピソードや考え事などを書いてみます。
ちょっとタイムラグを置いたエピソードを、仮名で綴るつもりです。

(以上で全文です。「投げ銭」はこうもりあそびばの消耗品購入に充てます。)

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こうもりあそびばは自己資金で平日の夕方に毎日開けていましたが、子育てが中心になってきて、現在はほぼ休止状態。今後のサポートは、執筆活動の諸費用(取材の費用、冊子『小さな脱線』の制作など)に充てます。少額でも非常にうれしく、助かります。