34秒の伝説:NHK紅白出演【RAB】
昨年4月公開のYOASOBI「アイドル」MVでのオタクコール(エンドクレジットではBackground Shouts)を、RAB(リアルアキバボーイズ)が担当していたことをご存知だろうか。
RABは、アニソンに合わせて、ブレイクダンスを中心としたパフォーマンスを展開する、おそらく世界で唯一のプログループである。
YOASOBIさんの楽曲を何度も「踊ってみた」していたことが縁でMVへの採用が実現したようだ。
RABの新米保護者(ファン)の自分にとっては、メディア露出が増えてファン層を拡大して欲しいと思っていたので、MVのエンドクレジットにRABの名が刻まれたことは何より嬉しかった。
そして昨年末、密かに期待していたことが、遂に実現したのだ。
そう、RABが紅白歌合戦のYOASOBI「アイドル」のステージにゲストダンサーとして出演したのである。
この時ほど、NHK受信料を払い続けてきて良かったと感じたことはない。
カラフルなチェックシャツをトレードマークとするRABが、YOASOBIさんの曲に合わせて、歓び弾けている様子に自然と体が動き、「シャア!」と声に出してガッツポーズを取ってしまった。
マンガの中で、推しを尊ぶオタクの姿を読んできたけれど、まさか自分がそうなる日を迎えるとは。
後日、紅白を観ていた同僚から、「RAB出てましたね、びっくりしましたよ」と言われた時にも、思わず顔をほころばせてしまった。
あれから1ヶ月経った今でも、嬉々として録画を繰返して観ては悦に入っている。
最初の登場がダンスだったので、その部分ばかりを観ていたのだが、そのうちに全体を通じて、何度も画面に出ていることに気がついた。
そこで、ストップウォッチでRABの登場時間を測定した。
曲が始まってから、彼らは5回登場し、その合計時間は、なんと34秒にもなっていた。
①43秒後から11秒間:全員でのブレイクダンス
②58秒後から8秒間:サイリウム持ってオタクコール
少し間隔開いて
③3分32秒後から6秒間:観客前でのヲタ芸
④3分55秒後から5秒間:「愛してる」後の曲ノリ
⑤4分10秒後から4秒間:エンディングコール
豪華なゲスト陣を背景に、YOASOBIさん「アイドル」の全ステージは、4分15秒だったから、その内の12%を超えている!
ちょっと驚いて、確認のために何度もカウントし直したほどだ。
これは、大快挙と言えるのでは無いだろうか。
これがYOASOBIさんの希望なのか、NHKの演出家の決定なのかは不明だが、分かる人にはわかるものなのだと、一人納得している。
また、他のゲストと連名だったけれど、テロップ<ダンス>でのREAL AKIBA BOYZの表示時間は、2秒。
もっと表示が短いゲストもいたことを考えれば十分だろう。
これまでライブや動画配信で何度も観てきた、あつきさんやドラゴンさんのブレイクダンスの技が、紅白歌合戦という露出度の高い場で観られるなんて、僥倖としか言いようが無い。
今回は年齢制限で出られなかった龍くんと共に、ぜひ再出場を果たして欲しいものだ。
今回の出場は、RABの夢である「武道館での単独ライブ」の機運を一気に引き寄せたとも感じる。
自分も、密かに作成中の、彼らが異世界で活躍する小説の実現に向けて、さらに頑張る気力をもらえた。
RABにとっても、保護者にとっても、一年を締めくくる素晴らしい日になった。
なお、RABは、紅白出演から1ヶ月程経った時点で、紅白の裏話を公開しているので、ご覧いただければ幸いだ。
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