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【全文無料】インテレオンVmax軸デッキ

こんにちは。今日はインテレオンVmaxを主軸としたデッキを作成したので公開します。
公開当初から、インテレオンVmaxの強さに驚き、色々試行錯誤した結果ですので、そこそこのデッキには仕上がっていると思います。
肝心の戦果ですが、シティリーグで使用しましたが、予選で2敗してしまい、決勝トーナメントには上がれませんでした…。今後も煮詰めていきたいところですが、新弾の発売も近づき、大きく環境も変わりそうな雰囲気ですので、公開させていただきます。

そんな感じですので、一応有料記事にはなっていますが、投げ銭方式で、レシピも無料で公開しているので、よければお読みください。
【公開から一定期間経過し、当時と大きく環境が変わってるので無料化します】

1.インテレオンVmaxの性能

まずは、インテレオンVmaxの性能を今一度見ていきましょう。
(1)ハイドロスナイプ 60 バトルポケモンのエネルギーを手札に戻す。
こちらの技は、相手のエネルギーを手札に戻すことで、時間稼ぎをすることができます。具体的には、三神(アルセウスディアルガパルキア)に対して、オルタージェネシスを打たれた返しにハイドロスナイプを当てると、アルティメットレイが打てなくなるため、Tier1である三神ザシアンに対して対面で有利な環境を作ることができます。
インテレオン側はVmax進化してエネルギーを1枚つけるだけですので、ハードルも低いです。
具体的には、
先1 三神にエネルギー張り
後1 インテレオン置く
先2 オルタージェネシス
後2 インテレオンVmaxに進化してワザを打つ
というステップですので、インテレオンスタートしておく必要もありません。エネルギーを2回つけるタイミングがあるので、例えばデデンネ等でスタートしても、逃げエネを手張りで付ける余裕があります。

また、三神が下がってザシアンを出されて殴られても、ザシアンにワンパンされることはないため、そのまま再度行動することができます。

(2)ダイバレット 160 ベンチにも60点
説明するまでもないですが、びっくりするほど強い技です。
ベンチ狙撃でシステムポケモンやベンチの進化前ポケモン落としながらサイドレース優位を取っていくことができます。
また、注目するべきはその火力の高さです。ザシアンとか三神とかが闊歩してるせいで、160は火力が低いと思ってしまうところがありますが、実はそんなことはなく、高い火力です。
ベンチ狙撃であらかじめ打点を載せておけば、160+60=220になります。これはちょうどザシアンを落とせる打点となります。また、Vmax全般に言えることですが、HPが高いので最低2回は行動できるため、160+160で320を出せますので、一部のVmax以外はすべてツーパンできますし、おまもり付きタッグもツーパンできます。また、環境の採用率が高いデデンネをワンパンできるというのもポイントです。
簡単に打点ポイントを押さえておきます。


・160+60=220(ダイバレットまたはハイドロスナイプで60載せられる)…ザシアン等のVポケモン全般を落とせる火力
・60+60+160=280(ハイドロスナイプ+ダイバレットのベンチ狙撃+ダイバレット本体…三神をはじめとしたタッグ全般を落とせる火力
・160+160=320…おまもり付きタッグ全般と、Vmaxを倒せる火力

試合展開を考えるときは、これらの打点プランを意識して戦っていきます。
すでに説明したように、三神ザシアンに対して非常に強い性能になっており、三神にハイドロスナイプ60→三神下げられて、ザシアンが出てきて殴られても、ダイバレットで殴りかえせば、三神に60追撃できれば、いつでもキャッチャー類で呼んでダイバレットを当てて倒すことができます。
ベンチ狙撃の60は一部のたねポケモンを落とせるほか、2回あてて120点出せればほとんどのシステムポケモンは落とせるため、サイドレースを非常に有利に進めることができます。

2.インテレオンVmaxデッキの構成案

ここまでインテレオンの性能を確認してきましたが、具体的にどんなデッキを作るか考えていきます。
まず、選択肢としては大きく2つあります。
①既存の強い水デッキにインテレオンVmaxを入れる
②インテレオンVmaxを主体にしたデッキを作る
まず、①についてですが、これは候補としてはブルーパーフェクションに入れる型や、三神インテレオン等を試しました。詳細は省きますが、インテレオンとミュウミュウに直接的なシナジーがないことで前者は限界があると感じ、後者は三神を立てたあとにインテレオンにエネルギーを張る手段がアルティメットレイしかないため、インテレオンを立てられずデッキとして成立できませんでした。
そこで、必然的に②のインテレオンVmax主体のデッキになるわけですが、ここで課題が浮かび上がります。

(1)インテレオンにどうやってエネルギーを張る?
(2)弱点への回答は?
(3)ミュウ(ベンチバリア)への回答は?

(1)エネルギー供給問題
デッキの根幹とも言える部分です。インテレオンのダイバレットは3エネと少し重く、何のエネ加速もなければ2体立てるのは不可能に近いです。
例えば三神ザシアン等であれば、ザシアンにエネルギーを着けるのはアルティメットレイのほかにも、メタルソーサー、ふとうのつるぎ+さるじえ等のギミックを採用していますし、
ピカゼクもせんじんのまい、サンダーマウンテンを使って3エネを供給しています。
そのため、水の加速として唯一と言って良いモスノウが自然と入る構築になります。ラプラスVmaxのように、エネルギーを大量につける必要がないデッキですので、モスノウを立てずとも、何らかの手段で3エネくらいなら付けられるのではないかと考えましたが、その具体的な方法が思いつかず、結局はモスノウを採用することになっています。
ただし、このことで、デッキ構築が非常にスマートになっています。詳細は後述します。

(2)弱点への対策
弱点とは雷です。雷デッキというと、ピカゼクとコケコドールあたりですね。特にピカゼクはTier1に入ってくるデッキですし、それに勝てなければ当然、勝ち上がることはできません。
カメックス&ポッチャマGX等の草弱点タッグを採用して、弱点を分散させることも考えましたが、カメポチャが動いたところで特にピカゼクに強いわけでもないので断念。
また、ウィークガードエネルギーも当然考慮に入りますが、それを入れて弱点対策ができるならそもそも苦労しませんね。
そこで、採用しているのが「パルキアGX」です。

ピカゼク系統は、序盤に場を作る際にカプ・コケコ◇のせんじんのまいを使うことがほとんどなので、1回場に付いたエネルギーをすべてはがしてしまうと、再起動するのに数ターン要します。
なので、ゼロバニッシュGXを打てばピカゼク側は止まってしまうので、そこから一気にダイバレットでタッグらを落として逆転することができます。
これはモスノウを採用してるからこそできることで、インテレオンのエネルギー加速手段にモスノウを採用する最大の恩恵とも言えます。

(3)ミュウ対策
やっかいなのがベンチバリアの特性を持つミュウです。
こちらに対しては抜本的な対策がないのが現状で、「ミュウを呼んで倒す」しかありません。そのため、キャッチャー系は多めに採用する必要があります。

3.デッキレシピ

さて、そのような思考過程を経てたどり着いたのが次のレシピです。

今まで説明してきた思考を形にすると、このような形になりました。展開手法としては、このデッキは進化ラインを2ライン立てていかないといけないため、そのためのツールとして「ポケモン通信」を4枚採用していることです。モスノウ+インテレオンのレシピで、「しんかのおこう」を2~3枚入れているレシピをよく見るのですが、しんかのおこうでは進化先しか呼べず、必要なタイミングに引く必要があるため、かみ合わない時が多いと思われます。
進化ラインが2種類ある時点でポケモンが多くなるので、ポケモン通信が採用しやすくなります。また、ポケモンの数を増やしたいため、ジラーチを多めに採用しているというのもポイントです。
この構築思想は、炎バレット(FTB:ファイアツールボックス)でも見られます。

基本的な記事の内容は以上になります。
続きまして、以下の項目を説明します。

・デッキレシピの各カードの採用理由、枚数の理由
・不採用カード
・メタデッキとの戦い方

あと、「こんなにサポート少なくて回るのか???」と思われたかもしれませんが、全然回ります。むしろサポートを減らしたほうが安定しました。その理由も有料部分に書いておきます。

4.デッキレシピ詳細説明

各カードの採用理由、枚数の理由を説明します。

・インテレオンV×4、インテレオンVmax×3
このデッキはインテレオンを立てて殴っていくデッキなので、当然インテレオンVは4枚。Vmaxも本当は4枚入れたいのですが、枠の都合で3。
スペースが捻出できるなら4でもいいと思います。
基本的に、インテレオンVmax2体で殴っていくプランですが、3体目を立てることで、ダメージがたまったインテレオンを下げて、HPマックスのインテレオンを使っていくことができますので、3体立てるつもりで動かしましょう。
また、インテレオンVでベンチに40点を1エネで飛ばせることは頭に入れておくと戦略の幅が広がります。

・ジラーチ3
こちらも枠の都合で3ですが、4でもいいくらいです。
このデッキはかなりサポートが少ないデッキなので、ジラーチで積極的にサポやグッズを拾っていくことで回します。また、ポケモン通信のエサにもなるので、3枚入れて多すぎることはありません。

・ユキハミ2、モスノウ2
1体立てば十分なのと、カラマネロのようにずっと場に居てもらわないと困るというものでもないので、2-2で十分です。
究極言えば、インテレオンVmax2~3体分にエネ供給できればいいわけです。

・パルキアGX 1
対ピカゼク最終兵器。詳しくは対ピカゼクの戦い方で後述します。

・デデンネGX2、オドリドリGX1
このデッキは序盤にデデンネGXがいないと回せないので2枚採用。オドリドリを採用している理由は、スタンプ耐性があがることや、手札に抱えている進化ラインやエネルギーを落とさずドローできるためです。
オドリドリも2回使えればデデンネとドロー枚数は同じです。

・リセットスタンプ1
まれに入れていないデッキがありますが、個人的にはありえないです。博士の研究やデデンネで切ってしまうことももちろんありますが、これを打てたので勝てたという局面は何度もあります。

・ポケモンいれかえ2、エスケープボード2
ジラーチを採用しているため、自然と入るカードです。いれかえは、もっと枚数が多くても良いくらいですが、エスケープボードも採用しているのでこの枚数。
サポートが少ないのでジラーチを適宜使おうと思うと、いれかえはもう1~2枚積みたいのが本音ではあります。

・クイックボール4、ポケモン通信4
このデッキの要。これらはすべてデデンネに触れるカードですので、これだけサポートが少ないデッキであっても、これらのボール系カードからデデンネを呼んできてデッキを回すことができます。また、ポケモン通信は進化先を持ってくるためだけでなく、手札に抱えた進化先で、場に進化元がいないが博士の研究を使いたいといった状況の際に、山に進化先を返しつつ、進化元を持ってくることができたりするので、1進化を2ライン立てる必要のあるこのデッキと相性が良いです。
このあたりの構成がデッキの安定性に寄与しています。

・ポケモンキャッチャー4、グレートキャッチャー1
キャッチャー系多め。カスタムではなく、こちらなのではひたすらミュウを呼ぶためです。ミュウを置かれるとダイバレットの強みが消されるので、これは必須と思います。
博士の研究やデデンネなどで、カードを切ることが多いデッキなので、カスタムキャッチャーよりも、ポケモンキャッチャーを何度も打つ方が呼べる期待回数は多いです。
グレートキャッチャーを採用しているのでは、デデンネを倒して勝ちみたいな盤面ができやすいからです。
また、相手のバトルポケモンが60点以下で倒せる場合は、ベンチにひっこめさせて倒すといった倒し方が強いので、積極的に狙いましょう。

・たっぷりバケツ4
4枚は多すぎるのではと思ったかもしれませんが、そんなことはありません。また、4枚採用のためにパルキアGXが動きやすくなっています。
ただし、デッキ圧縮のためと思ってエネルギーの張り先がないのにエネルギーを無駄に持ってくると、デデンネや博士の研究を打たないと回らないという状況になったときにエネルギーを切ってしまうことになるので、序盤にむやみに圧縮のためだけに使ってはいけません。

・マリィ2、博士の研究3
むちゃくちゃ少ないように見えますが、こんなもんです。
炎バレット(FTB)を見てもらえばわかると思いますが、炎バレットはサポートをほぼ溶接工4しか入れてません。なので、実はドロサポは4枚くらいでも全然回せるのです。マリィや博士の研究はドロー枚数がかなり多いのでなおさらです。
その代わり、デデンネでまわすことを前提とした構築(ボール系8枚採用)であることと、ジラーチが多投されています。

・混沌のうねり2
サンダーマウンテンを割りたい。採用したいスタジアムより使われたくないスタジアムが勝ります。主にサンダーマウンテンです。

・基本水エネルギー12
インテレオン3体分と考えれば、9エネで足りますが、パルキア+インテレオン2体で考えれば、5+3+3で11枚なので実はギリギリ。
博士の研究やデデンネで切ってしまうことを考えても、これくらいの枚数は必要です。
エネルギー回収やつりざおを採用して山に戻すプランも考えましたが、それらの復帰カードを、博士の研究やデデンネで切ってしまうと一気にきつくなるので、現物が多い方がよいという結論になりました。

・ウィークガードエネルギー1
対ピカゼクでインテレオンに張れると強いので採用。2枚じゃないのは、インテレオンの有色拘束が「水水無」なので、2枚採用していると、2枚同時に手札に来た時、技が打てない盤面ができる恐れがあるため。
また、ひょうせつのまいで貼れないため。(1枚だけなら手張りすればOK)

5.不採用カード

・マオ&スイレン
なぜないのか不思議に思った方もいらっしゃるかもしれません。確かに使えれば強いのですが、序盤に来ても腐ることや、打ちたいときに打てない、博士の研究で切っちゃう等があり、採用を見送りました。
ザシアンに対して、120回復しても意味がないことも大きいです。

・ケルディオV
サブアタッカーとして優秀で、5エネつければ200点出せる打点は優秀です。ダイバレットが160点で固定されているので、それ以上出せるカードは非常に優秀なのですが、基本的にはインテレオンで殴り続ける方が強く、60+200で260を見られますが、そのラインがあまりいないこともあり、強さが限定的です。

・ケルディオGX
対ピカゼクで、ピカゼクを止められる点で非常に優秀なのですが、コケコVで突破されるので根本的な対策になりません。

・ジグザグマ
出すだけで10点稼げるので、70のジラーチを落としたりするのに使えて非常に便利ですが、ベンチスペースを圧迫することもあり不採用

・他、ご質問等あれば追記しようと思います。コメント欄またはDMでどうぞ。

6.各メタデッキへの戦い方

・三神ザシアン
上の方でも少し述べましたが、
先1 三神にエネルギー張り
後1 インテレオン置く
先2 オルタージェネシス
後2 インテレオンVmaxに進化してハイドロスナイプを打つ(60点)
というプロセスをたどれば、相手は先3でアルティメットレイを打てないので、三神は下がってザシアンでブレイブキャリバーするしかなくなります。
後3のタイミングで、3回目の手張りができているか、モスノウで2体目のインテレオンVmaxを立てておけば、ダイバレットで前のザシアンに160、後ろの三神に60(累計120)載せます。
先4でブレイブキャリバー2回目でインテレオンVmaxが落ちても、後続のインテレオンVmaxで、キャッチャーを使って、三神を前に呼びつつ、ダイバレットで三神とザシアンを同時に落とすプランを取れます。
フライパンやおまもり等で220でザシアンを落とせない場合は、ザシアンを2回殴って倒し、別のザシアンに60点を載せておき、次のダイバレットで落とせるようにしておきます。
三神ザシアン側は、インテレオンVmaxを2体倒すのにブレイブキャリバーを4回うつ必要があるのに、アルティメットレイが使えないので、エネ供給に困ることになります。

・ピカゼク
これに勝てなくて諦めたという人も多いと思います。実際、有利ではないです。
パルキアGXのGX技を一度決めることができれば、ピカゼクデッキは機能停止しますので、その勝ち筋を慎重に通していくことを意識します。
パルキアGXはHPが180と低いので、不用意に置いておくとグレートキャッチャーとかから倒されるので、殴るターンに出すように心がけましょう。
水エネルギーとバケツを多めに入れており、回せば1ターンで5エネつけられるようにしているつもりなので、ブン回しながら5エネつけてGX技を打てれば勝機が見えます。
ピカゼク側は、確実に次のターンは動けませんので、パルキアGXでGX技→ダイバレットで前のタッグを倒しつつ、後ろのジラーチ等に60点乗せる→ダイバレットでデデンネを倒しつつ、60のせておいたジラーチ等を倒すと動けば勝ちです。
サンダーマウンテンとコケコプリズムスターを消費させていれば、2ターン止まるので、上記プランで6枚とり切れます。ゼラオラのGX技で盤面を作られる恐れもありますし、サンマかコケコどちらかが残されている場合は、インテレオンVmaxになんとしてでもウィークガードエネを張って、1回耐えるようにしておきます。

・超ミュウミュウ
基本的にはミュウミュウを倒していくプランになるので、タッグ2体を倒すプランニングです。
ダイバレットを2回載せると、120となり、160で倒せるようになるので、ダイバレットのベンチ狙撃は後ろのタッグチームに乗せておく方がよいです。
カラマネロを狙いたくなりますが、実際にはタッグを2体倒して勝ちという状態にすべきなので、それを念頭に入れて戦います。

7.デッキの課題

ここまで書いてきましたが、根本的な課題があります。
ミュウへの回答が苦しいのです。

キャッチャーを多く採用し、ミュウを確実に呼んで倒すという説明をしているものの、実際には最近はミュウを2枚入れているデッキや、つりざお等で山に戻してまた出せるようにしている構築もあります。
正直なところ、2回出されるとかなりきついです。2回呼ぶことはもちろんできるのですが、ミュウを2回も攻撃している時点で強くありません。
インテレオンはもちろん、環境にはベノムシュート、タッグボルト等もあり、ベンチ狙撃を警戒しているデッキが多く、ミュウの採用率がかなり高いです。
そのような状態で、ミュウの処理を2回以上強いられるとサイドレースの有利がとてもじゃありませんがとれなくなり、勝てません。

ここが大きな課題だと思います。ミュウの特性を止めるような何かが出ない限り、相当苦しいと思います。
または、環境が変わってミュウの採用率がもっと下がれば活躍のチャンスがあるかもしれません。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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