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沼田まほかる原作作品

ちょっと!映画観ました?

「ユリゴコロ」と「彼女がその名を知らない鳥たち」

私は一般的なレベルの映画好きですが、沼田まほかるさんの作品が恐ろしく面白い・・・。

両方とも小説が映画化されたものだけど、実際には小説の方が面白いのはあるあるだ。まだ読んでいないのだけど、そう思うと彼女の小説を読むのが楽しみで仕方がない。

瀬戸内寂聴さんもそうだけど、まほかるさんも僧だった。僧の人生は波瀾万丈なのだろうかと素人ながらに思う。瀬戸内寂聴さんの場合実話に肉付けのような形が多いようだけど、まほかるさんの小説はなんというか経験できない発想や感覚や視点なのだ。今やイヤミスの三大女王の一人のまほかるさん。現実と見たくない現実の真ん中スレスレをいく。見てしまった時は、同じ経験ではなくともなんとも言えない罪悪感というか自己嫌悪にどこか身に覚えを感じる。どこかに自分の隠したい部分や嫌な部分を重ね合わせ、気付いたら感情移入しそうになるが、なんだか・・・言葉にするものではなくて、とにかく観てほしい映画。




「ユリゴコロ」吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ

「彼女がその名を知らない鳥たち」蒼井優、阿部サダヲ



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