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愛しのジェニー

ジェニー、

愛するジェニー、

私の愛娘のジェニー。

親のせいで片親になってしまって私は顔を合わすことすら出来なくなってしまったけど、心から愛してるよ。

朝、時間になると一生懸命起こしてくれる。

寂しいと寄り添ってくれる。

帰ってくると大声で出迎えてくれる。

どこにいくにも狭い部屋の中でついてくる。

あなたが居なくなった日、帰宅するといつもお昼寝して居たベッドの布団が、ここに居たよと言わんばかりにへこんで居てわたしは大声で泣いたんだ。

何だ、猫かじゃなくて。

これは生き物を飼っている人ならわかる。本当に自分の子供のように愛してしまう。話せないから、余計に心配になる。困って居ないか、さみしくないか。おそらくおおよそが考えすぎ。でもいいんだ。不足しているよりは。

ジェニー。会えなくなってもう7年くらいかな。今も心から愛してるよ。快適に健康に暮らしてる?私のことは忘れてもいいからどうか幸せに最後まで。

ちょうど、こんな時期だった。ジェニーが去ったのは。


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