K. Mai | シンガポールで思う事

海外生活5年目。2021年よりシンガポール在住。見たことのない料理を食べて調べて、家で…

K. Mai | シンガポールで思う事

海外生活5年目。2021年よりシンガポール在住。見たことのない料理を食べて調べて、家で再現するのが好き。今はインド、スリランカ料理を再現中。映画好き。ほぼ月一ペースでアジアを旅行。5年振りに書き始めました。

最近の記事

麺のヒエラルキーとラクサ、愛。

ラクサというと、ココナッツミルクの甘味とチリの辛さが絶妙なスープに魚介系のトッピングがのった麺料理だ。少なくともシンガポールで一番よく見るラクサは。 ラクサには色んな種類がある。シンガポール内でも、アッサムラクサというココナッツミルクを使わない、鯖の入ったマレーシア起源とされるラクサも食べられる。これは辛さと酸味のあるスープが特徴。 シンガポールに来たばかりの頃、ローカルの友人に好きなシンガポール料理はなに?と聞くと、うーん、そもそもシンガポール料理って何って話だよね、と

    • I weigh、私の場合

      ベジタリアンと呼ばはれるほど野菜オブセッシヨンな訳ではないけど、 ひょんなことから肉を食べるのをやめて2週間。 ついでに、いつかはがっつり行くようになると信じて1年以上ゆるく会員だったジムに、ほぼ毎日通い始めた。 ダイエット歴10年と冗談で言うけど、実はそれに近い位いつも痩せたい願望があった。 というか、痩せてるのがコンプレックスでもない限り、世の中の大半の女性は痩せる=美しくなる、と考えているのではないか。 私も勿論その一人ではあったけど、今回は単に体重を落とすことじゃな

      • 食べる、生きる

        最後の3ヶ月くらいを除けば 父は食べ続けていた。 肉よりも野菜や魚を好む人だったから ベジタリアンなんて言葉が出回る前から、自然に健康に食べていた。 食事で言えば。 健康は食べ物以外にも色んな要素とのバランスで成り立つはずで、運動を全くせず、長年に渡る愛煙歴やストレス大きサラリーマン生活を考えると、必ずしも健康的な人ではなかった。 毎晩の日課である晩酌を正しく味わう為に、 一緒に摂る食事の量も少なかった。 癌が発覚した後の父は、良く食べた。 家では母が沢山の皿をテーブルに

        • もとの地

          「地元」というのがどこを指すのか自分の中で曖昧。 18歳まで育った場所はあるけど、 30歳の今祖母に会いに行く意外に行くことはない。 その上その場所に全く愛着が無かったものだから、 地元という言葉が含む愛郷心とは無縁で、寧ろ使うのがはばかれる。 最近同様に地方から東京に出て来ている人で 田舎に戻ろうかとか、あるいは地縁のない関東近郊の田舎に移り住もうかという話をする人が増えてきた。 つい最近も関西の実家に帰り農業を始めるという友人に会った。 年齢的なものなのか、時代なのか、2