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無題

コロナが始まってから
Stay Homeを私は楽しんでいた。

有難いことに、政府から補助金が出ていて、
必要最低限の生活は出来ている。
何不自由なく、仕事もせず(正確にはできない)、
ただただ使いたいように時間を使ってきた、この4ヶ月間。
このままの暮らしが続けばいいなんて思う日もあった。

でも、9月から補助金はなくなり、通常の生活に戻る。
戻ったとしても仕事があるか分からないし、
もともと10月には今の仕事を辞めようと思っていたから
結局無職の期間に突入するのは決まっている。

自分の直感を信じて、やりたい事やるべき事のため
この4ヶ月間で出来るだけの準備はしてきた。
それには自信がある。

それでも、超不安定で、全てが不確かで。
どうしようもなく気持ちが沈んで、沈み過ぎて
このまま居なくなってしまいたいとさえ思う。

三浦春馬さんが亡くなったと言う報道。
彼が味わった死を選ぶ程の痛みや経験なんで想像するに足りない。
彼ではないから、理解できるわけがない。
ただ、彼が持ち合わせていたであろう「恐怖」には共鳴した。
間違えなく、感じた。そして今も感じてる。
その「恐怖」に飲み込まれそうになる時もある。

ただただ安心できるところがほしい、って、
確かな、安定したものがほしい、って心底思ってる。

5年前、会社を辞めずに続けていたら「今」安定があったのだろうか?
5年前、当時の彼と別れずに結婚していたら「今」安心があったのだろうか?

そんな思いがぐるぐると。

30歳にもなるのに大丈夫?
と言う言葉が私の不安を更にかき立てる。
誰から言われた訳でもないのに。

親や社会から植えつけられた思い込み。
「思い込み」が今の私を支配している。

だって、本当は、心の底では
歳を重ねるのは嬉しい、楽しいって思ってるのも気付いてる。

この矛盾が恐怖の根元。

もし「今」安定と言われる仕事があったとしても
もし「今」彼との将来が見えていたとしても

この「思い込み」と向き合わない限り
私は、別の形で安定や安心を求めていたと思うし
今後も求め続けると思う。

周りにそれを求めても、結果「ない」
自分の中に「ある」の。

分かっちゃいるけど、つらーーーーーーーい。
声を大にして叫びたい、つらーーーーーーーーい。

コロナよ、ありがとう。
人生は「気づき」でいっぱいです。


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