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2024.6.28 梅田、アイヌ入門本

寝過ぎてしまって急いでピラティスへ。雨で大変だったけど、それでも行きたいと思えるんだなというのが自分でも嬉しかった。
腰椎が硬くなってたのがだんだんほぐれた気がするし、胸椎を開く動きも気持ちよかった。


その後は税理士事務所へ打ち合わせに。
扶養内で働こうとしてるような売り上げ規模の人じゃあんまり親身になってもらえないだろうなと思ってかなり面倒な気持ちになってたけど、想定外に二人がかりで丁寧にヒアリング・提案してくれてかなりありがたかった。
その分、お世話になるとしたら年間何十万も顧問料がかかるし、すぐにはやめられない感じだった。

本当に全部の選択肢が一長一短で、全然方針を定められない。
と思ったけど、顧問料が経費として認められれば、扶養内に収まるし、高い分いろいろフォローもしてもらえそう、ということがわかった。それでいけたらいいけど……


街に出たついでに、久しぶりに中崎町に寄ってみた。懐かしい。
けど、前よりもこぎれいで今時な感じのスイーツ店が増えていたように感じて、ここにもそういう商業化みたいな波が押し寄せてきてるのか……と思ってしまった。

アジア系の観光客らしき人たちがけっこう歩いていたから、きっとSNSでも情報が回ってるんだろうけど、幸い私が入りたかったカフェはぱっと見わかりづらいからか、席数が多くないのにすぐに入ってゆっくりすることができた。
カフェオレでもコーヒーの香りが立ってておいしかった。


帰りに巨大な丸善に寄って、結局1階だけで欲しい本がたくさん見つかって、上まで見る時間がなかった。

自然と共生する人びとが伝承してきた神の物語。
アイヌが長年謡い継いできた物語を、アイヌ自身がアイヌ語で書いた初めての本。編纂したアイヌの少女・知里幸恵は完成直前に夭逝してしまうが、美しい日本語対訳とともに収録された13編の神謡は、アイヌの豊かな世界観を私たちに伝えてくれる。
アイヌはいかに自然と共生してきたのか?文字を持たない人々の暮らしとは?あらゆる存在に霊魂を見出し、カムイ(神)と支え合って生きていく物語を通して、アイヌの文化やを味わいつくす最良のガイド!
大人気漫画『ゴールデンカムイ』の監修者がやさしく案内する。

アマゾン紹介文より

北海道旅行に行くし、ゴールデンカムイファンだし、いろんな分野の入門にNHKのテキストはすごくいいぞと聞いたところだったので、軽い気持ちで買ってみたら想像以上によかった。
帰りの電車で読み始めたら面白くて、その後2時間くらいで一気に読んでしまった。

アイヌ語の解説はそんなに興味ないかも、と思ってたけど、特徴がわかると興味が沸いて、音声でも聞いてみたくなったし、やっぱり寄り道になってもウポポイを旅程に組み込みたくなった。


江戸時代以降の幕府・政府によるアイヌ差別・搾取の歴史についても大まかに把握できてよかった。
同化政策によってどんどん文化を奪われた時代に、学者に勧められて口承の神謡を書き残したという知里幸恵の日本語訳や序文の文章があまりにきれいで、そんな文化が失われていく悲しさを想像するとひたすら辛かった。

沖縄もそうだけど、科学とか政治の力で暴力的に虐げられてめちゃくちゃに踏みつぶされた場所って世界中にもいくらでもあるんだなと思うと本当にしんどい。



この春から20年ぶり?くらいに見直している『ちゅらさん』では、ついにえりいが失恋したに近い状況になった。
両親+おばあが「こういうとき親はなにもしてやれなくて辛いけどしかたないね、そうやって大人になるものだね」と言いながらめちゃくちゃ泣いてて、一緒に泣いた。


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