Kathleen Stock インタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=SxUGwJAob3w

大学で哲学の教授をやっていたが、セルフID 子供の性別違和の治療に関する懸念を公にしたところ、学生たちがわたしに反対する大規模なデモを起こし、学会にもいられらくなり、大学を辞めた。

(カナダ、アメリカでは報道されなかったが、急に起きたことなのか)

ドアにわたしはTERFという張り紙を貼られるまえから手紙などで抗議を受けていた。出版物を出すなというような。政府から高等教育に対する名誉を受け取ったときも、600人を超える哲学者の公開書簡が来て、わたしはトランスの人にとって危険で、家父長制を維持しようとしていると書かれていた。

コロナでオンライン授業をしていたので、大学に戻ったときには、あちこちにわたしはなぜTERFなのかという張り紙が貼られていた。トイレにも貼られた。

次の日大学の正門にはアンティファの恰好をした男がストックは出ていけという旗を振り、デモが何度も行われた。

(マテリアルガールズ以前の出版物のなにが原因でバックラッシュを受けたのか。というのはあなたはとてもマイルドな人だから)

そう、わたしはマイルドでどちらからも批判を受けます。フェミニストからはラディカルさが足りないと言われます。彼女たちはわたしを可哀そうなくらい穏健だと言います。 トランスからは魔女だ!と言われるのに。

わたしは、すでにイギリスで守られてるトランスジェンダーの権利つまりホルモンも手術もせず、性別を変えられる法律に反対しているわけではなくで、セルフIDつまり誰でも女性の更衣室、女性の競技、女性の刑務所に入るようになることに反対していた。 ところが、彼らはわたしがトランスのすべての権利をつぶそうとしていると言った。

性自認とは何なのかという哲学的な意味を形而上学的方法で倫理的に本の中で探求したかった。セックスを変えることについて何人かの哲学者は述べていたが正しいとは思わなかった。 わたしはセックスを変えることは出来ないと思っている。子供の性自認と医学処置についても探求したかった。セックスを変えたという人のフィクションを観察したり、好む代名詞についても調べたかった。
わたしはトランスが合法的に保護されることをサポートしている。
ただ、性自認によって保護されるという考えにのみ反対していた。

彼らはわたしが何に反対しているのかも良く聞かず、ただわたしがトランスを憎んでいると言った。

(JKRawlingなども理性的に哀れみをもって性別違和の人やdetransitionerについて語っていたが、なぜあなただけがもろにトランスアクティビストの矛先になってしまったのか)
9:43  わたしが近い存在だったから標的にされやすかったということと、難しい言葉を使ったせいで、すべてのトランスが攻撃的になったしまった。わたしはJKRawlingもそうだけど穏健ゆえに力を持ってしまった。

彼らはわたしたちをナチだと言った。中立だった人たちもわたしたちがそうではないと言ってくれなかった。 一方が過激で、もう一方が黙らされていると、穏健派が力を持つ(標的にされる)のは危険だ。

(あなたは人々が立ち止まって考える機会をあたえた。はたして性自認が生物学的なセックスより確かで根拠があるのかと。)

そのように議論をすべきだった。しかし 彼らはたくさん性自認の話を作ることに投資して、議論しようとしなかった.。それはそれが理にかなっていないから。 ちょっとでも理にかなっていないところがあると危険です。真実の否定がたくさん含まれています。

(15年前はこんなに複雑でなく、わたしのようなFTMが医学的な移行を決めるとき、性別が合わない人のために、レズビアンコミュニティーには男っぽいレズビアンのための比ゆ的な場所を拡張していたが。)

今でも学会でクイア理論にかかわっている多くの人は、それがジェンダーダイナミックで”比ゆ的な”拡張だと思っている。 それが今では問題になっていて、もはや比ゆ的なものではなく、ポリシーになり、法律になり、政府のサポートを受けるようになった。 (比ゆ的に)演技する必要はなくなった。

15:07
(以前はsexのIDを変えることは(トランスセクシャルにとって)ただ安全上の問題でした。外国旅行するとき困るからです。それを外に知らせるためのものではなかった。医療記録は生物学的な性別をどこかに残しておく必要もあった。)

問題になるのは医学的に移行する人ではなく、医学的に移行する意思がない人たち。 ただ出生証明書を変えたいだけとか、ただ反対の性別のスペースに入りたいだけの人。以前と事情が全く違う。性別違和のはずが、そういうことが中心の話に変わった。

(それが宗教だと気が付いていない)

明らかに宗教。 社会正義は宗教の代わりになる。(トランスの)啓蒙の日の聖なるカレンダーとか。笑 旗を掲げたり、カトリックの聖人の日の儀式のよう。笑

(カナダでもビジネスの会合で代名詞の朗読儀式などキリスト教の儀式のようだ。)

わたしは無神論者だけど、(トランスは)宗教以上で、行く教会を選ぶ必要もない。

(宗教を外へ押し付けるようだ。西洋では宗教の自由があるけど、この新しい宗教に何が起こっているのかを知らない。)

(変な法律(セルフID)によって引き起こされてる問題が存在するのに信じないという問題がある。 カナダでも起きているが女性刑務所の問題を報道することを許されていない。)

19:37 イギリスでは2,3年前はそれらの問題を左派も右派もメディアはトランスフォビックだからととりあげなかった。しかし最近中道のメディアがとりあげるようになった。 トランスの人の感情に自動的に従ってきたのです。ようやくガーデアン紙がこの問題を慎重にとりあげるようになった。カナダでもひどい問題が起きている。左派のニューヨークタイムズは非常に臆病。(ようやくって感じ)彼らが心配なのは世界は非常にトランスフォビックだと思っているから。メディアはトランスを批判してしまうことになることを恐れている。 メディアはトランスを傷つけることを恐れている。しかし、あなたち(トランスセクシャルの)FTMの場合は違うのに。あなたちは議論することができる。

21:30 (カナダのわたしの州ではセルフIDが始まった。ヘテロ男性でトランスでない人がジェンダーマーカーを女性に変えて車の保険料を安くしたという記事があった。)

だから私利私欲に開かれたチャンスがきたらどうなるか。セーフガードが必要です。

(この狂気のポリシーがどんどん開かれると長い目でみてトランスへバックラッシュが来ることになるので腹立たしいです。)

そう大学にいたときトランスセクシャルからそんなもの(セルフID)など望んでいないとメールが着た。これは全く民主的でなく一部の人が政治的影響を受けすべてのトランスを代表してるかのように話してる。。
また、レズビアンとゲイにもバックラッシュが起こるだろう。LGBとTを圧縮してしまったので、LGBとTが何に興味を持っているのかは、一般大衆は区別できないから。
25:54(ジャンダーは哲学が扱うべき問題で、あなたは勇気をもって扱ったのに、大学から追い出された。 大学が臆病なのか?)

ジェンダーは哲学で探求されるべきなのに、(わたしを追い出して)探求されなかった。セルフIDや性自認の応援団をジャーナリストは形而上学的に重要なコンセプトだととりあげ、ラディカルフェミニストは悪魔だと埋め込んだ。ジャーナリストは”男のレズビアン”の味方になってプロパガンダを何年ものあいだ生み出した。それが学界にも持ち込まれ、ジェンダーを扱う哲学教授の間に広がりクイア構造を前進させようとした。彼らはジャーナリストの記事を読んでこれがトランスフォビックなんだと学んでいった。彼らはわたしを嫌っていた。わたしの側にいた教授たちはいたが少なかった。
わたしが言うことがトランフォビックだと言った教授たちはトランスではないということを言わねばなりません。

(トランスアクティビストは魔力をもっているが、わたし(トランスセクシャルのFTM)とは話したがらない。彼らは熟練したロビイストで話を完全にコントロールしている。 平均的なトランスは彼らが何をやっているかわかっていない。 彼らはわたしをトランスフォーブだと呼んだ。わたしはバックラッシュを受けた。)

あなたがやろうとしてることには叩かれても跳ね返る力と勇敢さが必要。

トランスする理由はたくさんあるのに彼らはトランスはみんなこうだと言う。

(単に自分のセックスが嫌いな人がトランスに投射している。いろいろな理由があってトランスした人にそうではなくて自分のセックスが嫌いだからトランスしたのでしょという。)

投射はどこにでもある人間の特徴。


33:37( 15年前はトランスだけで集まって性別違和って何だろうって議論してた。ところが今は政治的な話ばかり。だれも深く考えなくなった。)

彼らは性別違和の定義を(内面ではなく)行動で定義しようとしている。それぞれ違うはずなのに、オリジナルのストーリーを持たない。

しかしレズビアンとゲイが(同性愛者であることは)選択なのか、遺伝子なのかという議論に似ている。偶然ではなく、(トランスの場合も)そのような有毒な議論になる。(トランスも)”選択”してそうなったのか、(どうしてもそうなって)行動しているのかを問われてるようで身構える。 わたしは事実は事実だと思う。政治的に不便だけど。

(ホモセクシャルサブタイプの性別違和 わたしは男っぽいレズビアンだったけど、レズビアンのメインストリームからますます外されているが)

フェミニズムの歴史の第二波でレズビアンはゲイと一緒に運動するか選択することがあったが、一緒にやらない選択をした。男っぽいレズビアンも認めなかった。というのは彼らに家父長制を見たから。でもわたしはそれには同意しない(FTMもフェミニズムに加える)のでラディカルフェミニストを怒らせる。
わたしはJudith Butlerを批判した。彼女たちはジェンダーと性指向の間の何かを理解した。gender non conforming と性指向は切り離せないと。同性愛者であることはgender non conforming から始まると。

イギリスではまだセルフIDは施行されていないにも関わらず、アクティビストは政府や学校などでセルフIDを扇動している。多くの機関はそのため、セルフID 施行に先行している。刑務所やスポーツや更衣室などで、セルフIDはもう使われている。セルフIDの影響を追跡するのも難しいというのはセックスでなくジェンダーで記録されてるから。でも少なくとも影響があるのは、犯罪、司法制度。多くの男性が女性の刑務所にいる。ジェンダー認定書を持っていない人もいる。彼らの中には性犯罪で逮捕されてきた男性もいる。2018年有名な例では性犯罪者が女性の刑務所に入れられ、そこでまた性犯罪を行った。すくなくとも7件トランス女性が女性刑務所でレイプした。イギリスではペニスがある人がレイプの罪で、ペニスがない人はレイプを助けた罪だった。ところが今は多くの”女性”がレイプを罪を犯すようになった。
(カナダでも恐ろしい性犯罪者が女性の刑務所に入れられた。)
54:32

性犯罪者を女性の刑務所に入れるなんて全く理にかなってない。邪悪だ。宗教のようだ。(被害者の女性はトランスフォーブだとガスライティングされた) 誰だったか公の人が刑務所のそれらの女性のほうの病的要因を減らせばよいといった。わたしはぎょっとした。
(トランスアクティビストは政治家の有能な耳となってきた。彼らはうぶで善意の政治家に誤りを説明している)
善意のゲイやレズビアンも、善意のトランスやストレートの人も。
特にオンライン上で二つの側(トランスアクティビストを肯定する人と否定する人)の距離を大きくしている。 だから話し合いが必要です。

トランスアクティビストはテストステロンで焚きつけられ、オーガナイザーは男性、歩兵が女性。若い人たちが自分たちが何をやっているのかはっきりわかっていない。漠然とただわたしが悪者だと思っていた。ノンバイナリーの人たちはただ安全が欲しいだけという。子供じみている。わたしは10年彼らのことを考えてきた。どうして(この大学を)去ったのか振り返るだろう。 若者の運動によって40代50代の大人は変えられていく。わたしの父は若者と一緒にアイスクリームを食べろと言った。でも、政府やNHSまでもが変えられてしまうのはおかしい。

(カナダでもそうだがトランスアクティビストは疲れる仕事はせず、SNSで扇動し、集団を動かす。)

私たちは彼らのアルゴリズム、ごまかし、都合がいい事実だけをつまむやり方や投射に慣れていなかった。

(イギリスで中道の人はどうだったのか)

わたしが中道なので一番いいはずだったが、笑 セルフIDには拒否するポリシーだった。 もっと過激な組織つまりGender recognition act の廃止や、好む代名詞など使わないという人たちもいた。 アクティビストは私たちと一切話し合いを拒否した。
わたしがsexは変えられないものと言ってもそれで仕事をくびになるということはないはず。法廷まで行かないと彼らにそれが言えなかった。

(自由な社会でのイデオロギーの戦争は皆が同意することを望めない)

(transparanceyの番組では微妙なニュアンスの会話をオープンに語ってもらい討論をしていません、そちらのほうが視聴者の広い認識に役立つから)

わたしは哲学で訓練されてるので討論ができます。哲学者仲間で考えがあわなくても付き合っていけます。

(Helen Joyce とGrace Laveryが討論するが )

みんなに役にたつだろう。表面上わたしに味方した人はそうではなかったと強調しておきます。 ジェンダークリティカルムーブメント、トランスアクテヴィストムーブメントと言われるが実際はムーブメントではなく、インターネットで考えを共有し、他とはネットワークを失い、何人かのシングルアクターとその他大勢の匿名の人たちが一つの議題に投票するようなやり方は、ナンセンスです。同種の集合意識がないにも関わらず突然突出した匿名の人たちが現れる。わたしたちはトランスアクティビストムーブメントをめちゃくちゃにさせたような原動力に敏感にならなければならない。

(three blind men and the elephant 群盲象を評すの寓話のようです。ジェンダーイデオロギーに反対するいろいろな立場の声、ラディカルフェミニスト、キリスト教保守派、ノンバイナリーのトランスなどを聞くべき)

なかなか共通の部分がなく連帯は難しいけど、ジェンダークリティカルが連帯するのは良いこと。

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